読売テレビがお届けする、テレビを楽しむ読み物メディア

1年の制作本数約50本以上! Indeedが斎藤工、泉里香、千鳥らが出演するCM大量投下する理由とは?

2018.09.18

今、もっとも観る機会が多いテレビCMといえば、やはり「Indeed(インディード)」だろう。多くのCMは、スポンサードする番組や時間帯を選ぶことで視聴者層を絞るため、たとえ世間で話題になっているCMでも、人によっては「あまり観ない」ということがある。ところがIndeedにはそれがなく、どんな時間帯、どんなジャンルの番組を観ていても目にする印象だ。

しかも、内容も短期間で次々と変わっていく。「新シリーズが始まったな」と思って、しばらくすると、もう次のシリーズになっている。かつて、こんなに早いサイクルで、継続的に変わっていくテレビCMがあっただろうか?

そこで今回はIndeedのCMを取り上げる。質問に答えてくれたのは、「Indeed Japan」マーケティングディレクターの水島剛さんだ。

--とにかくテレビをつけると必ず目にする印象ですが、これまでにつくられたテレビCMは何本ですか?

「メインキャストの斉藤工さんと泉里香さんにご出演いただいているCMの放送を始めたのは昨年の7月からですが、これまでに全22シリーズ、本数にすると約50本以上のテレビCMをオンエアしました。例えば、現在オンエア中の千鳥さんの『旅館篇』は同じビジュアルでもセリフ違いで4パターン存在するなど、総本数にすると約50本以上の計算となります」
 (1528)

千鳥が出演する『旅館篇』。ほぼアドリブで撮影された。他に『寿司屋篇』『タクシー篇』がある
--1年で約50本以上って単純計算で週1本ですから、ものすごい数ですよね。過去に例がないのでは?

「どうでしょう(笑)。調べてないのでわかりませんが、もしかしたらそうかもしれません」

--どうしてそんなにつくるんですか?

「ご存知のようにIndeedは、求職者の方のための求人検索エンジンです。求職者の方々が『仕事やアルバイトを探そう』と思った時に、真っ先に思い浮かべていただく存在にならないといけません。競合環境が厳しい中でスピーディーに自己紹介し、存在感を示すためには、シンプルで強いコンテンツをつくり、短期間で様々なパターンを次々と投下していく必要があると判断しました。“カラオケをサビだけ歌う”“テレビもおもしろいところだけ観る”など、コンテンツ消費の速度が上がっている中、CMコンテンツも同じように高速で変化をつくっていく必要性があると考えました」

--でも、お金がかかる方法ですよね?

「そうですね(笑)。ただ、ITサービスは市場を1秒でも早くつくったものが勝つ厳しい世界ですから。その意味では“時間をお金で買う”という判断もある局面においては大切ですし、お金をかけた分だけ“収益を上げることができる”と信じている部分もあります。それに、一度に様々なパターンのCMを制作したり、同じフォーマットのCMを継続的に制作することで、制作費をうまく切り詰めているんです」

--だから同じシチュエーションで、常に数パターンのCMをつくるんですね。

「そうですね」

--斎藤工さんと泉里香さんがいろいろな職業に扮するなど、CMの内容もユニークですが、お二人を起用した理由は?

「アルバイトや転職、セカンドキャリアなど、すべての求職者をサポートするサービスですから、どの年代からも知名度や好感度が高いお二人にご出演をお願いしました。CMのつくりをユニークにしているのは、伝えたいメッセージが『仕事(バイト)探しはIndeed』とシンプルな分だけ、クスッと笑っていただけるような内容でないとすぐに飽きられてしまうのではないかと。その点、お二人とも本当に楽しんで撮影に臨んでいただけているので、その雰囲気も画面から伝わっているのではないかと思います」

--最近はそこに千鳥のお二人も加わりました。

「やはり幅広い層から好感度が高く、斎藤さんと泉さんの持ち味をうまく引き出していただける可能性を感じたのが、ご出演を依頼した理由です。千鳥さんに単独でご出演いただいている『旅館篇』『寿司屋篇』『タクシー篇』は、お二人の代表的な漫才ネタのシチュエーションをそのままお借りした設定で、大枠を簡単にご説明した以外、ほぼアドリブで演じていただきました。おかげさまでこれまでにないタイプのコミカルなCMになったと思います。大悟さんには撮影後『セリフを考えた分のギャラもいただかないと!(笑)』と言われてしまいましたが(笑)」

--「♪仕事(バイト)探しはIndeed」というCMソングも印象的ですね。

「60以上の国と地域でサービスを展開しているIndeedは、『search for greatness』が世界共通のブランドメッセージになっています。これを日本では『仕事探しにサーチ(幸)あれ』というキャッチコピーに訳しました。これにいちばんフィットするのではないかと判断して選んだ楽曲が『幸せなら手をたたこう』です。誰もが知っている楽曲に、いちばん伝えたい『仕事(バイト)探しはIndeed』というメッセージを乗せました』

--もうすでに新シリーズを楽しみにしている視聴者も多いと思いますが、今後はどんな展開を考えていますか?

「現在決まっているのは、斎藤工さんと泉里香さんのおなじみのペアが出演する、秋のイベントを意識したビジュアルのCMです。これまでも『クリスマス篇』『年末年始篇』『節分編』『バレンタイン編』『ひな祭り篇』『七夕篇』など季節を意識したCMをつくってきましたが、秋をテーマにした内容は初めてなので、お二人独特の掛け合いを含め、楽しみにしていただければと思います。また最近は、『♪仕事(バイト)探しはIndeed』の音楽に合わせたシリーズだけでなく、『どうして仕事探しはIndeedなのか』と出演者がIndeedのサービス内容について紹介するタイプのCMもオンエアしています。これからも一風変わったシチュエーションの中、斎藤工さんと泉里香さんをメインキャストに、Indeedの魅力を表現していただく予定です」

【文:井出 尚志】
リンク
この記事を共有する