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「タラタタッタタ♪」長谷工グループのCMは見比べてジワる!だんだん内藤大助が前面に出てくる!!

2017.12.03

「妙にインパクトがある」「どんな意図でつくったのか謎だ」そんなテレビCMの気になる部分に迫る『読みテレ』編集部。今回は、「タラタタッタタ♪」という軽快なCMソングでおなじみ、長谷工グループのCMに注目してみたい。

あの「タラタタッタタ♪ マンションのことならわかるんだ、つくってきたからわかるんだ」というCMソング、やけに耳に残る。

それだけじゃない。スーツや作業着姿のいかにも本物の社員っぽく見える出演者たち。あの人たちは同社の社員なのだろうか? だとすれば、右腕を上下に動かす振りや行進など、絶妙に揃いすぎている。いっぱい練習したんだろうか?

さらによく見ると、ひとりだけ有名人がいる。ボクシングの元世界チャンピオン・内藤大助さんだ。タレントがCMに出演すること自体は何も珍しくないが、内藤さんの場合はあまり目立っておらず、“混じっている”という感じだ。なぜ?

改めて観ると、多くの謎をまとったCMと言えよう。そこで、長谷工コーポレーションに直撃。さっそくですが、あのCMソングはどうやって誕生したのか?

「2013年から実施しているこのテレビCMシリーズでは、そのCMの題材に合わせて製作者が共同で楽曲を作っています。他にも候補が何曲かあったのですが、伝えたいことがすべて歌詞に入っていて、覚えやすいということで、ほぼ満場一致で使用している曲に決まりました。おかげさまで『学校の文化祭でCMを模倣した動画を制作したい』などのお問い合わせもいただいており、この曲にして良かったと思っています」(長谷工コーポレーション・広報部・庄司さん)

CMに出ているのは本物の社員さんですか?

「はい。お客様(マンションの住人)役の役者さんを除いては、すべて弊社のグループ会社の社員です。どう出演者を選ぶかは各社に任せていますが、自ら出たいと手を挙げる者もおり、出演すると、お客様から『出てましたね』と声をかけられ、話が弾むことも多いようで、特に営業職の社員などからは『出たい』という声はよく聞きますね」(庄司さん)

なるほど。CMに出演できて、仕事にも活きるとなれば一石二鳥。それで皆さん生き生きした顔をしているのかも。では、このようなCMになった理由は何だろうか。

「製作にあたって広告会社とも協議した結果、大手デベロッパーさんのような、オシャレなCMは弊社の社風に合わないのではないかという話になりました。そんな予算もありませんし(笑)。その中で出てきたのが、社員が出演する案です。弊社はマンションの設計・施工だけでなく、管理や修繕、仲介などさまざまな事業を行っていますので、それぞれを担当する社員が出ることで、お客様に身近に感じていただければとの思いもありました」(庄司さん)

その中に内藤大助さんがいるのは? 気づいてない人もいるかもしれませんが、かなり以前から社員の中に混ざって出演していましたよね?

「じつはチャンピオンになる前、マンションを診断する“住優師(じゅうゆうし)”としてグループ会社で働いていたのです。ですから、タレントさんというより、元社員としてご出演いただきました」(庄司さん)

もちろん、気づいた視聴者に検索してもらえれば、という狙いもあったという。今では内藤さんがメインの『住優師だからわかるんだ編』というCMもつくられている。

ちなみに、1本目のCMとなった『長谷工だからわかるんだ編』は、撮影期間2日を予定していたものの、半分の一日で済んだそう。意外にも撮影は順調に進んだようだ。社員の方たちが、自社のCMに出るとあって気合いが入ってもいたのだろう。

「でも今見ると、1本目は腕の振りやお辞儀のタイミングが微妙に揃っていなくて、お客様からご指摘を受けることもあります。そっちの方が、味があっておもしろいと言ってくださるお客様も多いのですが(笑)」(庄司さん)

確かに見直してみると、特にお辞儀はそろってないかも(笑)。気になった方は、ぜひご確認を。

【文:井出 尚志】

長谷工グループTVCM「仲介もわかるんだ」篇 30秒

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