TVer驚異の1000万回再生突破!坂口健太郎主演『CODE‐願いの代償‐』気になる今後の展開をプロデューサーに直撃

2023.07.27

TVer驚異の1000万回再生突破!坂口健太郎主演『CODE‐願いの代償‐』気になる今後の展開をプロデューサーに直撃
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坂口健太郎が主演、染谷将太が共演する日曜ドラマ『CODE-願いの代償-』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週日曜夜10:30~)の民放公式テレビ配信サービス「TVer」での配信コンテンツの合計再生数が放送開始1ヶ月足らずで1000万回を突破した。
婚約者を失い絶望の淵におちた刑事・二宮(坂口健太郎)が、その死の真相を追い求める中で、「どんな願いも叶える」という謎のアプリ『CODE』を手にして翻弄されていくストーリー。第4話では、CODEにまつわる事件を追うフリー記者・椎名(染谷将太)から「お互いに協力しませんか?」と持ちかけられ、2人は手を組むことに。果たして婚約者の死の真相とは? アプリの背後に潜む陰謀とは何なのか?

息つく暇もないノンストップな展開が話題となり、ますます注目を集める中、気になる今後の見どころやドラマの裏側について、読売テレビの中間利彦プロデューサーに聞いてみた。

俳優・坂口健太郎の“瞳の芝居”に注目を!

――大反響ですが、中間プロデューサーにはどんな声が届いていますか?

中間 : 第1話が終わった後、今までで一番メールやLINEをもらいました。いろんな方から「ハラハラドキドキして面白い!」といった感想が届いて、まさにそんなドラマを目指していたので、ありがたい言葉をいただいています。

――今のところ、謎が謎を呼ぶ展開が続いていますが、そもそも「願いの叶うアプリ」という題材のどんなところに興味を?

中間 : 以前から人間誰しもが持つ欲望を描くドラマをつくりたいなと思っていて、そんな中、この作品に出会いました。願いを叶えるアプリという設定が面白いので、その設定を通して、人の性(サガ)や業を描いたら今が映し出せるんじゃないかと思って。「何かを欲する情念」や「狂おしい愛情」などの「欲望」への興味があって。そこにドラマを感じると言いますか。

――原作は台湾の作品ですが、新たな要素が加わってそれが絶妙ですね。

中間 : まず、アプリの設定に新要素を加えました。任務の生命ポイントである星が3つある点。あとは、登場人物の設定に関して、性別や、登場人物たちが背負っている過去とCODEとの距離感など、ほぼオリジナルとしてつくりなおしています。
物語の結末も全く違うオリジナルの展開を考えています。


――このドラマ、恐ろしいくらいに今の現実とリンクしてますね。

中間 : 去年の夏頃にはこの企画が決まっていて、脚本づくりは9月くらいから始めて、その後なんですよね。闇バイトの事件が世間を大きく騒がせるようになったのは。

――予言のようですね。ハラハラドキドキのドラマですが、現場の雰囲気はどんな感じなんですか?

中間 : ドラマはハラハラドキドキですが、現場は和気あいあいとしてます(笑)。対立する役を演じる場合、役者さんや現場の考えにもよりますが、カメラが回っていない時も距離を保ったりする場合があるんですけど、このドラマに限ってそれはなく、カメラが止まれば、みんなで和やかにしゃべってる現場ですね。その空気感をつくってくれてるのが、坂口健太郎さんです。みんなをリラックスさせるような冗談も飛ばしてくれたり。
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読売テレビ・中間利彦プロデューサー
――坂口健太郎さんの魅力とは?

中間 : 7年前に出演されていた舞台を観たのですが、その時に感じたのはスター性ですね。輝いてるなと。いつかこの人が主演のドラマをやりたいと思っていました。
今一緒に作品を作っていて思うのは目……瞳の芝居がとても素敵なんですよね。作り手としては、二宮というキャラクターを追い込みたいと思っていて、追い込んだ先にそれを乗り越えていく二宮に視聴者のみなさんが感情移入してカタルシスを感じて貰えればと思っています。ですから、とにかく追い込む。今、二宮は追い込まれて悔しさや悲しさ、どうしようもない気持ちを抱えていますが、それを坂口さんは瞳で演じている。それができるのは、坂口健太郎さんしかいないと思っています。
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7月30日(日)放送の5話のワンシーン
――染谷将太さんは?

お芝居が圧倒的で、とても雰囲気のある役者さんだと思います。今回、フリー記者の椎名という飄々としながらもどこか影のある役を演じてもらうにあたり、これは染谷さんにやってほしいと最初から思っていました。実際に演じてもらって、この役も染谷さんにしかできないと確信しましたね。
染谷さんは気づいたら監督や僕の後ろでモニターを観ているような人で(笑)、とにかく現場が大好き。それは坂口さんも同じで、坂口さんの場合は主演なので基本出ずっぱりなんですけど、お2人とも出番がなくても控室に戻らずに現場で共演者やスタッフと話している。それがチームワークにつながってますね。

世界中の作品が楽しめる中、まだ誰も見たことのないドラマを!

――TVerで楽しむ人がこんなにいるのはなぜだと?

中間 : ひとつはスピード感かなと。このドラマは“ノンストップ・クライム・サスペンス”と銘打っていて、どんどん展開が進んでいく。今の視聴者さんは目が肥えていますから飽きられないように次の展開をテンポよく見せていく。そこは意識してうまくハマったかなと思います。あとはキャストのみなさんの力ですね。演技力、人気度。そこもバッチリとハマりましたね。
今って、スマホで観る人が増えましたよね。僕自身も現場で追われていますから携帯で観ることが多くて、若い方だけじゃなく、幅広い層でスマホやタブレットで観ることが一般化してますよね。


――ドラマプロデューサーとしてドラマの楽しみ方にどんな変化を感じてますか?

中間 : 全局のドラマをチェックしてますが、どうなんでしょう……医療ドラマや刑事ドラマは減りましたよね? 『CODE』は刑事が出てきますけど、純粋な刑事ドラマではないし。過渡期なんですかね、新しいジャンルが生まれるまでの。

今、各局のドラマにチャレンジしようとする姿勢が感じられますし、我々もチャレンジしなきゃいけないと感じていて、観たことのあるドラマではなく、観たことのないドラマを届けられたらと思いますね。

視聴者の方たちは、韓国、アメリカ、イギリス……Netflixですとスペインやトルコといった世界各国のドラマを楽しんでいますから、そこと戦っていくには新たな一歩を踏み出すことは意識したいですね。そういった意味で、今回の『CODE-願いの代償-』は、これまであまり日本ではないような画づくりやテンポを意識してます。そこは、ひとつチャレンジできているかなと。


――最後に今後の見どころを。第5話(7月30日放送)はどうなる!?

中間 : 第5話は松下奈緒さん演じる三輪円(まどか)が、二宮たちにどう関わってくるのか? そこが見どころです。これまで円は存在感がありながらも敢えてセリフも少なく、謎めいた存在でした。第4話で初めて素性が分かり、シングルマザーでCODEを使っていることが少しは出てきましたが、なぜそこまでするのか、そういった事情が判明するのが第5話です。そんな円が二宮たちと関わっていく。

そして、二宮は婚約者の死の真相と共に、どんなCODEの新情報を得られるのか。CODEの新しい一面も見えてきます。ご期待ください!


【取材・文/鈴木しげき】
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