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川上麻衣子が遺言書を食べる!遺産相続のあるあるをテーマにした話題のCM・南都銀行の『南都家の一族』

井出尚志 2019.03.22

関西地区での限られた放送ながら、「おもしろい!」「痛快すぎる!」とネット上でも話題のテレビCMがある。それが奈良県奈良市に本店を置く南都銀行の『南都家の一族』。遺産相続にありがちなトラブルをテーマにした、全10話のシリーズCMだ。

【南都家の一族】遺産相続短編ドラマCM:予告篇&全篇 【南都銀行】
とかく「ほのぼの」「無難」「おカタい」といった内容になりがちな銀行のCMで、なぜこんなに思い切ることができたのか。同行・営業支援部の甲村泰子さんがその秘密を語ってくれた。

--すごいインパクトのCMですね。

「ありがとうございます。昨年8月の放送開始以来、お客様からおおむねご好評をいただいております」

--「おおむね」ということは、そうじゃない声も?

「そうですね。中には『南都さん、もう少し上品な内容にしてほしい』など、厳しいお声もいただきました」

--なぜこういうCMになったんですか。

「一昨年の4月、地方銀行として初めて信託業務の認可を受けたのですが、それがお客様に十分に浸透しておらず、まずはそのことを皆さんに知っていただきたかったのが制作の理由です。どのようなCMにするかを検討する中で、当行の信託業務コンサルタントにヒアリング調査をしたところ、相続時のよくある事例を20件ほど出して頂き、その事例を参考に広告宣伝会社と相談のうえ、「お客様の相続時の課題解決に繋げる内容にまとめたもの」がこのCMです」


--最初からユニークなCMにしようという意図はあったんですか。

「ご高齢の方だけではなく、幅広い層にご興味を持っていただくためには、最初から銀行らしからぬユニークでインパクトのあるCMにしたいと思っていました。そうしないと知名度も予算も潤沢なメガバンクさん等に負けてしまいますので」

--長女役の川上麻衣子さんが最高ですね。とくに2話と6話のラストカットは、迫真すぎて、失礼ながら笑ってしまいました。

「そうですね。まさかご出演いただけると思っておりませんでしたので、ご快諾いただいた時は、こちらが『ええっ、本当にいいんですか?』と驚いてしまったぐらいです。じつは撮影は昨年の7月、酷暑の中、クーラーもない場所で行われたのですが、遺言書を食べるシーンがあったり、川上さんには本当に熱演していただきまして。終わった瞬間、その場にいたスタッフ一同からものすごい拍手が起こりました。他にも長男役の薄井伸一さんの目を引く顔芸などもCMにインパクトを与えてくださり、ご出演いただいた皆さんには感謝しかありません」

川上麻衣子の熱演が光る!
--これだけ話題になると続編を期待する声もあるのでは?

「本当にありがたいですね。ただ、遺産相続のご相談に乗らせていただく以外にも、銀行としてお客様の生活に寄り添う方法はいろいろあると思いますので。次のCMでは、当行のまた違う部分をアピールできればと思っています」

現在、南都銀行のポスターには「壊せ、南都。」の文字が力強く踊っている。『南都家の一族』の続編はなさそうだが、これからも銀行の常識を覆す、おもしろいCMをつくってくれそうだ。

【文:井出 尚志】
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