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「一休さん」で話題!NTTドコモ料金テレビCMの謎に迫る!

2018.12.20

9月の放送開始以来、ネット上を中心にまたたく間に話題沸騰となったNTTドコモの料金テレビCM。1975年から約6年半にわたり全296話が放送されたアニメ『一休さん』の主題歌にのせ、「イッキューパ!」と歌われたかと思えば、出演者が巨大顔面の一休さんに変身! もはやここにあるのはインパクトのみ。ボーッと観ていたら、いったい何を観せられたのか、よくわからなくなってしまうほどだ(笑)。
そこで気になるテレビCMにも注目し、関係者に疑問をぶつける「読みテレ」編集部。今回はどのような経緯で、このCMが制作されたのか、NTTドコモ・プロモーション部の平岡弘行さんにシンプルに訊いてみた。

--放送が始まって約3ヶ月、すごい反響では?

「インパクトゆえにさまざまなご意見があることは認識しております。ネガティブなご意見から、『おもしろい』『つい口ずさんでしまう』、意外なところでは『あのCMソングが流れると子どもが泣き止むので助かる』といったポジティブなものまで、おかげさまでたくさんのご意見をいただいております」

--やはりネガティブな声も届いてますか。

「そうですね(苦笑)。ただ、目立てば目立つほど、どうしてもネガティブとポジティブ、両方のご意見が出てきますから、それだけインパクトがあり、記憶に残るCMになったんだな、とありがたく思っております。もちろん、いただいたご意見は今後のCM制作の参考にさせていただきます」

--なぜ一休さんを?

「このCMでいちばん重要だったのは、『ご家族3人でドコモをご利用いただくと、料金が1980円/月~になりますよ』ということを短期間でドコモユーザーを含め、みなさんに広く知っていただくことでした。そのためには、まず何よりもインパクトが必要だね、と。それで、何度となく打ち合わせていく中で、すでに多くの方がご存知のもの、おなじみ曲などを使用できたらいいんじゃないか、という案が出てきました。やはり誰もが口ずさめる歌は、短期間で広まる効果が期待できますから」

--歌の力って強いですよね。

「さらにご家族でのご利用ですと、料金のお支払いは親御さん世代になりますから、特に40~60代ぐらいの方に家族でおトクになるプランがあることを知っていただきたいと。その2点を前提に広告代理店さんにお願いして、いくつか出てきたアイディアの中にあったのが一休さんです。その段階では絵コンテを見ながらディスカッションするんですが、一休さんを見た時は、ほぼ満場一致で『これでしょう』と(笑)。そのぐらいインパクトがありましたね」

--じゃあ、もうドコモさんとしては狙い通りのCMになったわけですね。ネット上には「一休さんなのに、なぜ1930円じゃないんだ?」という声もありますが。

「はい、それも承知しております(笑)。実際、社内にも冗談を含め、『やっぱり1930円にすれば良かったか』という声もございますし。ただ、この料金プランはCMをつくる前からのものでして、その継続性を考えると料金もそのままでと。ご利用のご家族が4人、5人と増えるほど1980円/月~よりお安くなる可能性もございますので、そのあたりはご容赦いただければと思います」

--細川たかしさんのバージョンもありますが、どんな理由での起用だったのですか?

「やはり第2弾ということで、さらにインパクトが必要になりますから、まずは歌声にインパクトがある方ということでお願いさせていただきました。こちらは第1弾の放送から約2ヶ月後に放送を始めたのですが、最近の細川さんはバラエティ番組でもご活躍で、若い方にも人気ですから、興味を持っていただく方の年齢層を少し広げたいという狙いもありました。撮影のあとにレコーディングという大変なスケジュールでしたが、最後まで本当に楽しそうに演じていただいて、ありがたかったですね。細川さんにご出演いただきましたおかげで、第二弾についても大変ご好評をいただいております」

11月に放送を開始した「細川たかしさん」篇もインパクト充分!
--ちなみに今、一休さんのかぶりものは? できれば、かぶってみたいんですが。

「あ、そうですか(苦笑)。でも、それは契約の関係などもございまして、できないことになってるんです。どこに保管しているかも含め、申し訳ありませんが、回答は控えさせていただきます」

秘密にされると、ますます興味が湧いてしまう一休さんのかぶりもの。今のところ未定だそうだが新バージョンで再会できることに期待しつつ、もうしばらく今のCMを楽しみたい。

【文:井出尚志】
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