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売上2億円?!宮城のスーパー「さいち」のおはぎが超絶人気!
2021.02.12
チョコが目につくこの季節。日本の和スイーツも負けてはいない。各地にある和スイーツだが、宮城はやっぱりずんだ餅だろう。ところが宮城県民に聞くと「ずんだはみんな知ってるけど食べるのはおはぎ」と意外な答えが!聞いて回ると、限定的なものらしい。「秋保のさいちのおはぎ」がおいしいと言うのだ。
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さいち、ってなんだ?「スーパーです」「山田舎。温泉街だよね」どうやら秋保温泉にあるさいちという一軒のスーパーで売られているおはぎが人気らしい。「そこだけいっぱい人が並んでる」「もらったらワァ〜ってなります」「宮城の人、おはぎそれしか知らない」そんなにおいしいの?と思うのだけど「一人で5個はいくと思う」というからそうとうおいしいのだろう。
現地に行ってみると、雪の中、小さなスーパーの外に行列ができている。店内に入るとさらに大勢の人が並んでいるではないか。売り場を見てみると、おはぎが大量陳列!しかも大きい!中身はおもちの部分は小さくて、ほぼあんこだ。
現地に行ってみると、雪の中、小さなスーパーの外に行列ができている。店内に入るとさらに大勢の人が並んでいるではないか。売り場を見てみると、おはぎが大量陳列!しかも大きい!中身はおもちの部分は小さくて、ほぼあんこだ。
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このスーパーさいちに、県内各所からおはぎのためだけに人びとが押し寄せ、大量に買っていく。「温泉はついでで、1位がおはぎ、2位が温泉」とまで言うのだ。車で1時間かけて来て、30個買って家族7人で食べるというから1人4個以上?この大きなおはぎをそんなに食べるのか?
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甘さが控えめなのがポイントらしく、いくらでも食べちゃうという。小豆本来の味が楽しめ、つぶつぶ感がいいらしい。あんこの量も多いからこそいいそうだ。「女性は薄化粧、おはぎは厚化粧がいいね」とおじさんが笑いながら言う。
作り方を見ると、なんと厨房の半分がおはぎ専用。そこには和菓子職人ではなくベテラン主婦6名がいた!北海道産小豆を使い上白糖を混ぜるのだが、普通は小豆と同じくらい砂糖を入れるところを3分の2に抑えている。これが甘さ控えめに仕上がる人気の秘訣だ。
作り方を見ると、なんと厨房の半分がおはぎ専用。そこには和菓子職人ではなくベテラン主婦6名がいた!北海道産小豆を使い上白糖を混ぜるのだが、普通は小豆と同じくらい砂糖を入れるところを3分の2に抑えている。これが甘さ控えめに仕上がる人気の秘訣だ。
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できたあんことおもちを、ベテラン主婦がおはぎに仕上げる。まず仕事をするのは、半殺しのテイコ!お米とうるち米をもちもちの半殺しに仕上げる、ローリングごはんクラッシュが必殺技だ。そのもちを、あん包みのヨシコが片手で完成させるワンハンドあんこラッピング!主婦たちの必殺技で、他では作れない人気のおはぎができていく。
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それにしてもさいちのおはぎはどんな経緯で生まれたのか。創業者である、佐藤啓二氏は「40年前に妻が考案しました」と奥様の澄子さんが生み出したことを教えてくれた。「ご近所のお年寄りが来て孫が帰ってくるからおはぎを作ってくれないかと懇願されました。甘さを控えたおはぎは最初は受け入れられなかったのですが、いくらでも食べられると口コミで評判を呼びみんなに愛されるようになりました」口コミだけで人気になったのは、おいしさの証だろう。
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ではどれくらい売れるのかを聞いたらびっくり仰天。平日で4,000〜5,000個、土日は7,000〜10,000個売れるという。しかも、年間2億円前後の売上で、店の売り上げの3分の1を占めるそうだ。うっひゃー!さいちのおはぎは澄子さんの発想と、ベテラン主婦の技で生まれる大ヒット商品だったぞ!
【文:境 治】
【文:境 治】
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