読売テレビがお届けする、テレビを楽しむ読み物メディア

気になるCM掘り下げ隊

コロナ禍を過ごす松坂桃李・菅田将暉・賀来賢人・間宮祥太朗・杉野遙亮のふつうの一日に「何度も見たい」花王『アタックZERO』

井出尚志 2021.02.02

花王 アタック ふつうの一日 60秒 CM 松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮
ここ最近、心にジーンとしみるようなテレビCMを目にすることが増えた。効能や効果・利便性を声高に訴えるより、こちらの心にスーッと入ってきて、「なんとなくいいなぁ」と思わせる。花王の洗濯用洗剤『アタックZERO』の最新作『ふつうの一日』篇もそんなCMのひとつだ。

洗濯好きの社会人サークル「#洗濯愛してるの会」の5人(松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮)がアタックZEROの洗浄力について研究し、ワイワイ語り合うテンション高めの人気シリーズ。しかし、最新作では5人のメンバーが、それぞれの場所で淡々と日常を営む様子が描かれる。最後にナレーションは入るものの、基本的にセリフはひと言もない。

なぜこのような内容になったのか。テレビのことなら何でも気になる『読みテレ編集部』が、花王ファブリックケア事業部・榊原淳太さんに聞いた。

--これまでのアタックZEROのCMとはかなり雰囲気が違います。反響はいかがですか。

「『#洗濯愛してる会』のメンバーとして定着しているタレントさんにご出演いただいているので、視聴者の方からの注目度も高く、少しトーンは違いますが、多くの反響をいただきました。特に在宅時間の長い年始から放送したこともあり、多くの方に目に触れ、興味を持っていただけたと感じています。SNSを通じた拡散も広がりました」

--どんな声が多いですか。

「視聴者の方からは、「最高」「胸にしみる」「何回でも見ていたい」といったお声をいただきました。最後のテロップの『きれいも、きもちも、あたらしく』というメッセージやCMの世界感にも共感いただけたと受け止めています。通常のCM以上に好意のお声が多く寄せられており、アタックブランドがお客様により近づくことができたのではないかと確かな手ごたえを感じています」

--コロナ禍の生活をイメージさせるCMですが、なぜこのような内容に?

「アタックブランドは、発売時からずっと、お客様の暮らしに寄り添う商品提案をしています。お洗濯から“衣類の清潔”を実現することで、暮らしの安心の土台を整えたい、そうすることで、お客様の暮らしを前向きでポジティブなものにしていきたい、それがブランドの想いであり、存在意義だと考えています。今、コロナ禍で漠然と不安な生活を送るお客様に、アタックブランドがお役立ちできることを考えた結果、それはアタックが実現する“清潔”でお客様の暮らしの安心を支え、寄り添うことであると、ブランドの存在意義を再認識しました。『不安な毎日だけど、お洗濯を通じて、お客様の衣類はもちろん、暮らしも気持ちも明るくしていきたい』、『毎日何気なくするお洗濯だからこそ、お客様の日常の暮らしに寄り添って、気持ちを後押ししていきたい』、そんなブランドの想いをお伝えしたいと思ったのが、このCMを考えた理由です。新年から放映することにこだわったのも、新しい年が始まって、お客様が新しい気持ちで前を向く、そのポジティブな気持ちに寄り添いたい、という想いを込めたかったからです」
--テーブルを拭く松坂桃李さん、自転車を整備する賀来賢人さん、漫画を描く菅田将暉さん、室内で体を動かす間宮祥太朗さん、愛犬と遊ぶ杉野遥亮さんなど、5人が思い思いの生活をされています。それぞれが何をするかはどのように決まったのでしょうか。

「ごくふつうの一日の営みの中で、汗や汚れなど、洗濯につながるシーンを選んでいます。それぞれが何をするかは、CM上のキャラクター設定と照らし合わせて決めていきました。しっかりしている松坂桃李さんが机を丁寧に拭いていたり、過去のCMで自転車に乗っていた賀来賢人さんがタイヤをメンテナンスしていたり、同じく過去のCMで編集者っぽい荷物を持っていた菅田将暉さんが漫画を描いていたり、肉体派の間宮祥太朗さんがエクササイズや日曜大工をしていたり、末っ子キャラの杉野遥亮さんが犬と戯れている、といったニュアンスで選定しました」

--何か撮影時のエピソードはありますか。

「深夜にカレーうどんを作っている菅田さんが白い服にカレーを飛ばしてしまうシーンがあるのですが、自然にカレーを飛ばすのは簡単なようでいて、実はすごく難しいお芝居です。撮影日までスタッフが何度も何度もテスト撮影をしてカレーを自然に飛ばす芝居を研究していたのですが、当日の本番では、ご本人があっさりとこなされ、スタッフ一同驚きました」

--CMソングに使われているハンバートハンバートの『おなじ話』にも大きな反響がありますが、この曲を起用した経緯や理由を教えてください。

「なかなか外に出られなかった2020年は、当たり前の日常の営みが愛おしく思えた一年だったと思います。『おなじ話』には、そんな気分に通じる日常への優しい眼差しが曲の根底に感じられました。また、歌詞の内容が、日々の生活に寄り添いたいと願うアタックZEROと重なる内容だったことが、起用の理由です」

--最後に、「#洗濯愛してる会」のメンバーは常に白い服を着ていますが、これは研究のために常に白を着ているのですか。会に「常に白を着ること」などの決まりがあるのでしょうか。

「洗濯大好きな5人なので、洗濯の効果が最も感じられて、洗濯し甲斐のある白い衣類を好んで着ています。特に会にそういう決まりはないと思います(笑)」

【取材・文:井出 尚志】
読みテレ 公式SNSアカウント
この記事を共有する