隠しきれないパグ太郎への愛「かわいいと共感の大渋滞」眞島秀和主演『おじさんはカワイイものがお好き。』

2020.08.14

隠しきれないパグ太郎への愛「かわいいと共感の大渋滞」眞島秀和主演『おじさんはカワイイものがお好き。』
©ytv
眞島秀和主演の連続ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜よる11:59〜)の第1話が8月13日に放送された。営業課長・小路三貴(眞島秀和)は、渋いルックスで仕事もできる紳士的な中年男性。上司や部下からの信頼も厚い“イケオジ”だが、実は「カワイイものが好き過ぎる」という、誰にも言えない秘密があった。ぬいぐるみをモフモフして癒され、さらに推しキャラ・パグ太郎で一句詠む。そんな小路のオタクライフにTwitterでは「全オタクに見て欲しい」「かわいいと共感の大渋滞」「推しは尊い。かわいいは正義」といった声が相次いだ。

オフィスの内装を手掛ける株式会社COTRIの第一営業課長・小路はバツイチの一人暮らし。社内ではイケてるオジさんとして評判だが、実は犬のキャラクター「パグ太郎」をこよなく愛していた。勤務中もひそかにパグ太郎のキーホルダーに癒されていたが、それを表に出すつもりはない。まだ同じ趣味を持つ同志とも、今のところ出会っていなかった。

ある日、小路はパグ太郎のガチャの前にいた。誰にも見られないよう慎重にガチャを引くと、お目当てのレアパグ太郎をゲットすることに成功。しかし大喜びしている様子を見知らぬ男性に目撃されてしまい、動揺してレアパグ太郎を落としてしまう。するとその男性はそれを拾い、小路に声を掛ける。
「あの……パグ太郎、好きなんですか?」
その男性は中目黒でダンスを踊っていそうなルックスで、とてもパグ太郎好きには見えない。すると小路は「甥がこのキャラ、好きなんです……」と言い訳をし、レアパグ太郎を受け取らないまま去っていく。この挙動不審な行動は「バレそうになった時に咄嗟にウソで隠す、分かる!」「あるあるが多すぎて泣ける」と共感の声が。

その帰り道、アメリカにいる小路の姉から連絡が入る。甥で大学生の仁井真純(藤原大祐)が帰国しており、いま小路の家に向かっているというのだ。しかし家にあるパググッズを、真純に見つかるわけにはいかない。慌てて家に戻り、家中のグッズをクローゼットに押し込める。
すると、真純が家にやってきた。真純は東京で暮らすための新居が見つかるまで、小路の家で居候するという。こうして小路はパグ太郎を愛でることができない、真純との“NOパグライフ”をスタートさせることになってしまう。

NOパグライフで寂しい想いをしつつも、職場ではこの日も完璧に仕事をこなす小路。そんな様子を苦々しく思っていたのが、隣の課に所属する第二営業課長・鳴戸渡(桐山漣)。鳴戸は次の部長に有力視されている小路を、一方的にライバル視していた。
その日の帰宅途中、小路は野良猫をみかける。小路が猫に声をかけていると、そこに現れたのは鳴戸だった。小路は慌ててその場を去るが、鳴戸はその時に小路が落としたあるものを拾う。

後日、会社では鳴戸が第二営業部の部下を怒鳴り散らしていた。その様子を見た小路の部下・茂科莉央(富田望生)と臼間未来(愛加あゆ)は、鳴戸を「ワンレン眼鏡のヒステリー」と揶揄する。しかしその言葉は本人に聞こえており、怒りの矛先は2人に。鳴戸は莉央と未来のデスクに置かれている、2人の“推しグッズ”に目を付け、「仕事にかわいさなど不要!」「幼稚で無意味」と言い放つ。
その言葉に怒りを感じる小路。部下の発言について謝罪しつつも、推しグッズは仕事のモチベーションにつながるので構わないと持論を述べる。
するとその言葉に「……だから自分も、かわいいものを持ち歩いていると?」とチクリさす鳴戸。その手には小路が落としたパグ太郎キーホルダーがあった。
「これは……あなたのですよね?」「小路さんは、カワイイものがお好きなんですか?」こう問いかける鳴戸。ついに、小路のカワイイもの好きが社内でバレてしまうのか!?

その日の帰り道、小路は野良猫に「猫ちゃ~ん」とささやきながら近づく鳴戸の姿を見かける。声をかけると、「生き物に施しを与えていただけです!」と鳴戸はその場を去ってしまう。猫好きという鳴戸の意外な一面に「鳴戸課長とおネコ様のからみもっと見たいw」「鳴戸さん可愛すぎる」といった声が。
人には誰でも、表面では分からない一面があるのかもしれない。帰宅した小路は、一緒に暮らす甥・真純にそんな話をする。そして真純にも、人には言えない好きなものがあった。真純は魔法少女が大好きで、東京で少女漫画家を目指していたのだ。

翌日、小路の会社に以前パグ太郎のガチャの前で出会った、中目黒でダンスを踊っていそうなルックスの男性が訪れる。その男性の名前は、河合ケンタ(今井翼)。取引先のデザイン会社に勤めるアートディレクターだった。
「大事にお預かりしておきました」
そう言って以前に小路が落としたレアパグ太郎ガチャを手渡す河合。そんな河合が差し出した名刺は、カワイイキャラクターであふれていた……。

【文:高山 惠】
この記事を共有する
関連タグ

新着記事

新着記事一覧へ

アクセスランキング