ダブルヒガシ吠える 同期・カベポスターに負けん!ytv漫才新人賞選考会ROUND2 2位通過直後インタビュー

2022.11.13

ダブルヒガシ吠える 同期・カベポスターに負けん!ytv漫才新人賞選考会ROUND2 2位通過直後インタビュー
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読売テレビが主催し、関西地区で放送する『ytv漫才新人賞』が今年も開幕した。芸歴10年目以下の若手漫才師を対象に、3回にわたって選考会を行い、各ROUNDの上位2組ずつ、計6組の漫才師が年度末に開催される決定戦に進出する。さらに今年度から「敗者復活枠」を新設。ROUND1~3の中で最高得点を獲得した敗退者1組にも決定戦出場権が与えられ、計7組で12代目王者のタイトルを争う。また、例年はくじ引きで決定していた決定戦の出場順についても変更が。早いROUNDで通過したコンビから順に、好きな出場順が選べるというシステムになり、より早く通過することへのアドバンテージが高くなった。
今回のROUND2では、事前審査を突破した精鋭12組がエントリーし、決定戦に出場できる2組を選考。各組のネタの持ち時間は3分で、オール巨人(オール阪神・巨人)ほか、4人の審査員による合計400点満点の採点で順位を決定する。
過去の優勝者には銀シャリ、藤崎マーケット、霜降り明星といった実力派が揃い、優勝賞金は100万円。昨年度はカベポスターが戴冠し、全国レベルで活躍中だ。読売テレビでの冠特番の権利も手にすることができるとあって、大阪の若手芸人の一つの大きな目標となっている。今回は2位通過を決めたダブルヒガシの二人にインタビューを行った。

大東「コウテイがかなり気合い入ってる。怖いです。」

――まずは決定戦進出おめでとうございます。昨年に続いてになりますが、今の率直な感想をお願いします。

東良介:ただただほっとしてます。前は準優勝やったんで。めっちゃ悔しかったんで。もうここでしか取り返せないでしょ…これは…(渋めに)。

大東翔生:ヤクザや。声のトーン(笑)。

東:ほんまにリベンジできる機会がもっかい来たんで、次こそって感じですね。

大東:今回はROUND2で行けたんで。ルールとかも変わって、早めに行けるに越したことはなかったんで、ほんまによかったなーって思ってると思います。

東:誰が!?

大東:僕が。

東:じゃあ、「思ってます」でいい!

大東:いや、そのまだ聞き取れてはない。自分の中に。

東:実感ないってこと?

大東:そう、実感ない。

東:あれよ!

――ネタ中に手応えみたいなのは感じましたか?

東:良かったよなあ、めっちゃ。審査員の方のコメントが良かったんで。もしかしたら行けるかなっていう感じはありましたけどね。思ってる以上に評価が高かったんで。

大東:手ごたえよりはいい結果が出たという感じ。前回(決定戦に)行った時もこんな感じだったんで、行く時ってこんな感じかもなっていうのはありましたけどね。

――ROUND1でドーナツ・ピーナツさんとコウテイさんが先に決まってて、今回ダブルヒガシさんとフースーヤさんになったわけですけど、この顔ぶれについてはどう思われますか?

東:ドーナツ・ピーナツもずっと同じライブを2組でやってたりとか。コウテイさんも5年くらい一緒にやってるか。

大東:月イチでやってるんですよ。

東:そのメンバーなんで。初めてかな、ドーナツ・ピーナツとコウテイさんが決勝で戦うっていうのは。楽しみですね。ワクワクしますね。

大東:僕なんかは下田(真生)さんにかわいがってもらってるんで、最悪コウテイさんが優勝しても賞金とかもらえるんで、その保険はかかってます。

東:もらわれへんやろ。大変やで、あの人も家族がいるから。くれへんよ、もうくれへんようになったんよ、あの人は。
とにかくもう勝ちたいですね。知ってるぶん。ライバルじゃないですけど。

大東:コウテイがかなり気合入ってるんですよ。昨年いちびってROUND3まで出えへんかって…。

東:そうそう、それで負けてな。

大東:ダサいなーって言うてたら、今年すぐ出てきて。言わんかったら良かったって思いながら(笑)。怖いですね。
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コウテイが怖いと語る大東(左)と東(右)
東「要注意人物は爛々の大国(麗)。」

――今年度からルールが変わって、早く決まった方が有利とされてますが、そのあたりのお考えは?


東:何番目に行くかということですよね。うーん…トップバッターでビスケットブラザーズさんは優勝してたりするんで、正直あんまり関係ないかなって感じはあるんですけど、自分が行きたいとこで行けるっていう気持ち良さはありますね。くじ引きではそういうのないんで。それはいいかなと思いますけどね。何番でも別にって感じですけど、僕は。

大東:僕は3番を引きます。8の次に3が好きなんで。今日も3番目に出てるんで。

東:でも3番目っていいよな。

大東:3番目っていいんですよ、普通に。3っていいんですよ、結構。

東:ドンドンドンって。笑いとかもそうなんですけど、1個目のボケ、2個目のボケ、3つ目のボケって跳ねるんですよ。

大東:えー!? えー!?

東:お笑いも一緒で。1番目の漫才、2番目の漫才、3番目の漫才って輝くんですわ。

大東:えー!? そうなん!?

東:知らん!

2人:(笑)。

大東:一番知らんやろ。

東:うん知らんっ!

――今回も初出場の方が3組出場。今後ライバルになってきそうなコンビとか、注目のコンビはいらっしゃいますか。

東:誰やろなあ・・・。爛々やなあ。

大東:え? 今、一番のライバル誰?

東:爛々の大国(麗)。

大東:(爆笑)。ああやっぱりそう?

東:こいつだけは今日も暴れてたし。

大東:じゃじゃ馬やな。

東:こいつだけは注意しとかんと、何してきよるか分からへんで。ほんまに。

大東:そうやな。食ってくるからな。
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二人が警戒する爛々の大国 麗(右)
東:そうそう、こいつはほんま爆発しよるんで。危険なんです。
あと、マーメイドのテクニック。もそうですけどねえ。
ROUND2に出てた中だとそうですけど。

大東:ドロ沼のような戦いをしたいと思います。

――このインタビューはオンエア後に公開されて、また見逃し配信も予定されてるんですけど、今日やった漫才で実はこんなことがありましたとか、見どころなどあれば教えてください。

大東:僕、甘噛みして自分で笑ってるとこあります。

東:(笑)。あったっけ?

大東:ルンバのとこね。甘噛みして耐えたことがおもろかったです。

東:気付かんかった。

大東:そこぜひ見てほしいです。ちょっと(顔が)ふにゃ?ってなってると思う。あぶなーって安堵の笑いが。

東:(笑)。イケた、イケたーってほっとしてる。僕は最後、大東に弓矢が刺さって倒れて僕が捕まえるところがあるんですけど、僕の表情。ほんまに悲しい顔してるんですよ。

大東:役に入ってる? 俺はそれ1回も見たことない。

東:そう。俺はずっと大東の顔をずっと。

大東:死んだことに対して?

東:そう、ほんまにイヤっていう。死んでほしくない。むっちゃ好きなお母さんに弓矢が刺さってるって顔してる。

大東:キツイもんなあ、ほんまに起こったら。そこ見どころやな。
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むっちゃ好きなお母さんに弓矢が刺さってるときの顔
――今回のネタは嫁姑がテーマですよね。女性コンビだったらありそうな感じするんですけど、男性コンビがするというのがおもしろいなと思いました。どういうところからその発想って出てくるんですか?

大東:嫁姑の漫才ってあるじゃないですか。それを良くしたいとか、ポジティブにネタを作る時が多いんですよ。どうなったら良くなるかとか、いいヤツとかの観点ですかね。でもこれは、オチのところ(嫁に養命酒をかけてもらった姑の「養命完了です」のセリフ)が最初に思いつきました。そっから。そこスタートです。

――ちょっと気が早い質問ですが、優勝賞金100万円は何に使いたいですか?

大東:僕はね正直、引っ越し費用にしようかと思いますね。いてもたってもいられない。はよ出たいんで、あの家。後輩と一緒に住んでるんですけど、ハエが無限に出たりとかイヤなんで引っ越したいですね。

東:僕はそうですねえ、親が結構年齢いってきて…。

大東:良文と美佐子も結構ええ年か…。

東:あんま呼び捨てにしたらあかんで。人の親って。

大東:東良文と東美佐子やろ。

東:そうや。あんま呼び捨てにしたらあかんで。

大東:そうなん?

東:家も結構ぼろいんで。それこそ田舎の方におばあちゃんが住んでた家があるんですけど、そっちに移住する可能性もあるんで、その引っ越し代にもあてたいなっていうのもありますね。

大東:いいですね。

東:親孝行したいっていうのはありますね。いつ死ぬか分からないんで、年齢的に。

大東:もう死ぬやろね。

東:なんなん!? 俺が言うのはええねん。人の親をもうすぐ殺そうとするな!

大東:ごめん。めっちゃ元気なんでまだまだ。

――では最後に決定戦に向けてそれぞれ意気込みの方をお願いします。

東:さっきも言いましたけど、前回の悔しい気持ちをそこに置いてきてるんで、そいつを嬉しい感情に変えて喜びたいです。

大東:僕も…そう思ってます。たぶん。

東:おもんないなー。なんか言わんと! 楽しく。

大東:(笑)。昨年同期のカベポスターがとってるんで、ちょっとでも追いつけるようにしたいですね。頑張ります。
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