群馬県高崎市ではパスタをラーメンみたいにズルズル食べる!逆にうまそうだぞ!
2019.02.01
1月31日放送の「秘密のケンミンSHOW」では群馬県にフォーカス。群馬といえば田楽をはじめ味噌ベースの“茶色い食べ物”ばかりのイメージがある。だが意外にも、人口あたりのイタリアンレストランの軒数が東京都に次いで2位。とくに高崎市は「パスタの街」と呼ばれるほどパスタ文化が根付いているというのだ。いやいやあの地味なブラウングルメが群馬の魅力なのに、パスタなんてこじゃれたメニューが親しまれているなんて信じられない。
ところが番組スタッフが高崎市で取材し、そんなにパスタを食べているのかと聞くと、イタリアンから程遠いムードのおやじさんから「今さら何言ってるんだ、気づくのが遅すぎるよ!」と叱られてしまったではないか。
高崎駅の近くで出会った若いサラリーマン三人にパスタで有名なお店を聞くと「シャンゴ!ボンジョルノ!ラビッシュ!アルコバレーノ!」と続々名前が挙がる。
東京でもイタリアンを食べたか聞くと「東京はバカ高いし量が少ししかないので二口で終わる」と散々に批判。「高崎のお店はジャージで行ける」と変な褒め方をする。
ところが番組スタッフが高崎市で取材し、そんなにパスタを食べているのかと聞くと、イタリアンから程遠いムードのおやじさんから「今さら何言ってるんだ、気づくのが遅すぎるよ!」と叱られてしまったではないか。
高崎駅の近くで出会った若いサラリーマン三人にパスタで有名なお店を聞くと「シャンゴ!ボンジョルノ!ラビッシュ!アルコバレーノ!」と続々名前が挙がる。
東京でもイタリアンを食べたか聞くと「東京はバカ高いし量が少ししかないので二口で終わる」と散々に批判。「高崎のお店はジャージで行ける」と変な褒め方をする。
彼らがいちばんに名前を挙げたお店、シャンゴに行くとすでに行列ができている。メニューを開くと30種類以上のパスタが並んで迷うほどだ。だが高崎市民は誰も彼も「シャンゴ風スパゲティー!」と同じメニューを注文している。出てきたのは、デミグラスっぽい茶色いソースがかかってとんかつが乗った見たことないパスタだった。パスタになっても結局茶色なのか?
しかも量が多くないか?なんでも、Sは乾麺で150g、Mは200gでLに至っては250g。普通は一人前100gだからMだと2倍の量。それが標準だと言うから驚きだ。
しかも量が多くないか?なんでも、Sは乾麺で150g、Mは200gでLに至っては250g。普通は一人前100gだからMだと2倍の量。それが標準だと言うから驚きだ。
ボリュームあふれるパスタをがつがつ食す群馬県民!「量があっての群馬だね、オシャレより量だよ」と言い放つ!
そして面白いのが、はらっぱ、というお店。カウンターにずらりとお客さんが座り、イタリアンというよりラーメン屋みたいだ。多くのお客さんが真っ赤なスープのパスタを丼で食べている。赤唐辛子とにんにくのトマトソースだと言うのだが、いやいやそれ、担々麺じゃないの?それをお客さんたちが堂々とズルズル音を立ててすするので、やっぱりラーメン屋にしか見えない。いかがなものかと思いつつ、なんだかおいしそうだ。
そして面白いのが、はらっぱ、というお店。カウンターにずらりとお客さんが座り、イタリアンというよりラーメン屋みたいだ。多くのお客さんが真っ赤なスープのパスタを丼で食べている。赤唐辛子とにんにくのトマトソースだと言うのだが、いやいやそれ、担々麺じゃないの?それをお客さんたちが堂々とズルズル音を立ててすするので、やっぱりラーメン屋にしか見えない。いかがなものかと思いつつ、なんだかおいしそうだ。
なぜ群馬でパスタがこんなに食べられているのか、高崎パスタ研究会の青島真一さんによれば、群馬県は小麦の産地。すいとんなど粉食文化がもともとあったところに、パスタ文化はなじんだ。昭和45年に高崎初の本格イタリアンレストラン、シャンゴが誕生。以来、この店で修行した料理人が次々に新たな店をオープンし、シャンゴ学校と呼ばれたそうだ。だからみんな、まずシャンゴの名を口にするのだろう。
毎年11月にはパスタの王者を決めるイベント「キングオブパスタ」が開催され、高崎の街はよりいっそうパスタで盛り上がる。2018年の第10回大会を制したのは、トラットリアバンビーナの「えびジェノパスタ」。キングの証として、トリコロールだるまが贈呈された。
店長さんは、群馬の味噌文化イメージを変えたいと張り切って
「これからはパスタ巻いていこう!」と息巻いていた。ていうかそれ、どういう意味だ?
それにしても高崎のパスタは、バリエーションも豊富だし気さくで自由、のびのびしている。ラーメンみたいにズルズル食べる様子は、はしたないと言うより逆においしそうに見える。お高く留まる必要なんてない。おいしければ、何だっていいよね!
【文:境 治】
毎年11月にはパスタの王者を決めるイベント「キングオブパスタ」が開催され、高崎の街はよりいっそうパスタで盛り上がる。2018年の第10回大会を制したのは、トラットリアバンビーナの「えびジェノパスタ」。キングの証として、トリコロールだるまが贈呈された。
店長さんは、群馬の味噌文化イメージを変えたいと張り切って
「これからはパスタ巻いていこう!」と息巻いていた。ていうかそれ、どういう意味だ?
それにしても高崎のパスタは、バリエーションも豊富だし気さくで自由、のびのびしている。ラーメンみたいにズルズル食べる様子は、はしたないと言うより逆においしそうに見える。お高く留まる必要なんてない。おいしければ、何だっていいよね!
【文:境 治】
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