SNSで攻撃的なのは若者よりオトナ世代?「そこまで言って委員会NG」で若者の声を聞け!

2022.09.22

SNSで攻撃的なのは若者よりオトナ世代?「そこまで言って委員会NG」で若者の声を聞け!
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突っ込んだ議論が毎回面白い「そこまで言って委員会NP」。だが論客たちの平均年齢はかなり高い。9月18日は通常放送の1時間半後、若い世代を論客に迎えてNo GoodではなくNew Generationの意味を持つ「そこまで言って委員会NG」が放送された。

集まったのは様々な領域で活動する若者たち。子役時代から活躍し最近はコメンテーターとしても出演する俳優・鈴木福氏(18)。地球温暖化と火星移住を研究する東大生・村木風海氏(22)。NPO法人「あなたのいばしょ」を設立し若者の社会参画をテーマに活動する大空幸星氏(23)。今年読売テレビに入社した新人アナウンサー・足立夏保氏(23)。元HKT48で父が日本人、母がロシア人のタレント・村重杏奈氏(24)。YouTuberとしても活動するグラビアタレント・RaMu氏(25)。東京オリンピック柔道100kg級で金メダルを獲得したウルフ・アロン氏(26)。そこに経済ジャーナリストで昭和の元若者・須田慎一郎氏(61)が大人とNew Generationの橋渡し役として参加した。

番組では「30歳までに結婚したいか」「将来政治家になりたいか」「自分のお金を増やしたいか」のテーマで議論。そして最後の「最近こんなオトナが増えている」の問いかけでは、若者世代からオトナ世代への痛烈な指摘が続出して盛り上がった。

RaMu氏の回答は『価値観を押しつけるオトナ』。
「最近で言うと小学校の校門前に、ヴィーガン(完全菜食主義者)の方々が集まり、動物たちの写真を持って“肉を食べるな”と主張したというニュースがある。価値観を押しつけてくるオトナがすごく目立つ。」
鈴木福氏も似た回答で『他人を許せないオトナ』。
「自分に甘くて、他人は許せないオトナが増えていると感じる。SNSで攻撃的な意見を言ったり、偏った意見を大々的に言って押し付ける方がいる。変な個人主義が増えているのがちょっと嫌だなと思う。」
番組議長・黒木千晶アナが「新成人の方から言われると、我々大人も気をつけないといけないと思う。」と反省すると、番組政策秘書・野村明大アナが「我々の番組はそういうオトナばかり出ている。」と言って一同爆笑。

ウルフ・アロン氏は『子ども気分のままのオトナ』と回答。「これは自分のこと。柔道の練習はコーチとして大学でやっている。朝起きてトレーニングやって…という、大学生と同じような生活をしているので、まだ気持ちの中でオトナになりきれてない部分がちょっとある。」
須田慎一郎氏が「こういう人が言うとかっこいい。俺が同じセリフを言ったらどう思う?」と聞くとすかさず野村アナが「単なる怠け者。」と言い放った。

足立夏保アナは『ハラ・ハラを気にしすぎた優しすぎるオトナ』との回答。
「なんでもセクハラだ、パワハラだと言う人が若者の中に増えているのを気にしすぎて、 何も言わないオトナが増えていると思う。黒木さんにも明大さんにもちゃんと叱ってほしい。」
須田氏が「あるある、俺も叱られたい。」といやらしく下ネタ気味に言って失笑を買い、
黒木アナに「セクハラパワハラをしていいというわけではない。」と釘を刺され、
ウルフ氏には「後で投げておくので大丈夫。」とトドメを刺された。

大空幸星氏の回答は『“自分は幸せではない”と思うオトナ』というもの。
「若者にとって目標にできる人がいない。単身世帯はもう全世帯の3分の1。誰にも頼れずに、ずっとTwitterとかで愚痴を言っているような人たち。SNSの誹謗中傷は若者がやっていると思われているが、ほとんどがおじさんやおばさん。」
これにRaMu氏が「自分はそう発言して炎上した。今のは炎上する。」と注意を促すと、大空氏が「じゃ、カットを。」と言って一同爆笑した。
「自分の目標とする人がいないのは残念だから、自分たちが今の小学生や幼稚園の子たちに目標にされるように頑張ろうかなと思う。」と大空氏が続けると、須田氏が「何?この針のむしろ感…。」といじけたことを言う。

村重杏奈氏は『すぐ下ネタに持っていくオトナ』と回答。
「さっきも須田さんが下ネタに持っていったが、自分たちの世代は全然面白くない。足立アナが真剣に伝えているのに、大人が茶化すことで、本当に伝えたいことが何も伝わらない。気を付けてほしいとすごく思う。」
須田氏がささやかな反論。「よくわかったので改めるが、自分のキャラクターなので改めちゃうと、どこの局も呼んでくれなくなっちゃう。」
だが村重氏はクールに「面白ければ別にいいのだが・・・」と返し、須田氏は床に転がり落ちた。

オトナ世代にとって耳が痛い話ばかりだが、率直に受け止めたほうがいいようだ。特に最後の「すぐ下ネタ」は、思い当たる皆さん、気をつけましょう!

【文:境治】
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