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静岡県民は法多山の厄除だんごが好きすぎてマラソン中も食べるってマジか?

境治 2020.01.31

静岡県民は法多山の厄除だんごが好きすぎてマラソン中も食べるってマジか?
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日本人が愛するスイーツ、だんご。全国津々浦々には多彩なだんごがあり、それぞれの地で愛され親しまれている。お茶の名産地、静岡県民に好きなだんごを聞いてみると、「法多山(はったさん)の厄除だんご」と間髪入れず答える。誰に聞いても、「法多山の厄除だんご」。静岡市で聞いても浜松市で聞いても「法多山の厄除だんご」。ご存知の通り東西に広い静岡県は、県内でもいくつかの文化圏に分かれているが、どこで聞いても「法多山の厄除だんご」と同じ答えが返ってくるのはなかなかすごいことではないか?それくらい有名だし親しまれているのだろう。
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法多山とはお寺のことで、静岡市と浜松市の間にある袋井市にあるそうだ。「おいしいから食べてみてください」と勧めてくる静岡女子は「私は一箱食べます、一箱30本全部食べます」と主張する。え?女性でもそんなに食べちゃうの?静岡市で聞いていると、浜松市の方が近いからもっと詳しいというので、浜松市に行ってみると「連なってる」「うなぎの蒲焼みたいに」「だんごにベターっと乗せてる感じ、あんこちゃんを」うーん、どうやら普通の形状ではないのか?「小さくて食べやすいから3串4串まとめて食べる」「だんごを食べることでみんなの厄を落としてくれる」などと教えてくれるのだが、まとめて食べるってどんなだんご?

とにかく現地に行ってみよう!法多山と言っても山があるわけではない。725年創建だという法多山尊永寺のことだ。歴史と由緒ある立派なお寺!厄除開運のご利益がある正観世音菩薩がまつられている。

参道の先を歩くと人だかりが。そう、そこにだんご茶屋があるのだ。見ていると次々にお客さんがやって来てだんごを買っていく。「6個ですね」「8個ですね」「9個ですね」と結構な量をどんどん袋に入れて買って帰っていくではないか。
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我々も買って中を見ると、な〜に〜?これ、だんごなの?5本の串に白いものが刺さっていて、黒いあんこらしきものがデレ〜んと乗っている。確かにうなぎの蒲焼みたいだ。5本一組を持ち上げてみると、丸いだんごではなく棒状の白い物体が5つ並んでいる。それを上から覆う形であんこが乗っているのだ。うーん、これもだんごなの?
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この厄除だんごは1854年に誕生した。門前に住んでいた寺士の八左ヱ門さんが考案し、第十三代将軍徳川家定に献上してから有名になったのだそうだ。5本は頭、首、手、足、胴を表し、5本を食べることで厄を落とすと言われているという。

静岡県民はこの厄除だんごがとにかく好き。袋井市で行われたマラソン大会では、36km地点でこのだんごが配給されるのだ。は?ありえんでしょ?!タイムはいいの?「タイムはいいです、だんごが優先!」ってどんだけだんごが好きなんだよ!
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ちょっとおかしい静岡県民が好きすぎる「法多山の厄除だんご」、新幹線を袋井市で降りて食べてみようか!

【文:境 治】
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