【香川県】生煮えの豆腐は食べない?でも冷奴は食べる?よくわからんぞ香川県民!

2022.10.14

【香川県】生煮えの豆腐は食べない?でも冷奴は食べる?よくわからんぞ香川県民!
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香川県民の豆腐文化は独特だ。前にも、絹豆腐、木綿豆腐とは別の第3の豆腐「ソフト豆腐」が報告され全国に衝撃を与えた。だが今回、新たに香川県民の信じられない新たな豆腐文化が発見された。

それは「香川県民は生煮えの豆腐を異様に警戒する」というものだ。そもそも、この命題が何言ってるかよくわからない。「生煮えの豆腐」ってなんだ?豆腐に生煮えも何もなくないか?

生煮えの豆腐とは、鍋に入れた豆腐が中まで温まっていない状態のことだろう。肉なら生煮えだと良くないかもしれないが、それは生で食べるのが良くないからだ。豆腐はそもそも生でも食べるのだから生煮えを気にするものでもないと思う。警戒するのはどこかおかしい。

さっそく香川県高松市に行って聞いてみた。「香川県民が生煮えの豆腐を警戒すると聞いたのですが・・・」この質問に対し、「はい」「うん」と即答!「危ないって聞きます。」と言うではないか。「豆腐はしっかり煮えんと食べるなよ、という暗黙の了解がある」そうだ。
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別のグループに聞いても「はいはいはい」と全肯定。「しっかり火が通ってないと危険、いくら急いでても火はしっかり通す。家族の安全。」と言う。なぜ危険なのか?「お腹を壊すと聞いて育ってきました。」ええー?豆腐でお腹を壊す?「そう聞いて育ってきたんで・・・洗脳ですかね?」って洗脳かもよ!

誰もが浮かべる当然の疑問も聞いてみた。「生煮えで食べないなら冷奴も食べない?」すかさず「冷奴は食べる」「冷奴はまた違う」と声を合わせて回答。いや、おかしいでしょ、それ!「外が温かくて中が冷たいのは食べない。中途半端ダメ!」冷奴は大丈夫なのに、生煮えだとお腹が痛くなる。どう考えても矛盾してると思うんだけど、みんな同じ答え。冷奴と生煮え豆腐は違うらしい。冷たい豆腐はなんともないが、中途半端に温めるとお腹を壊す。みなさんそうおっしゃるのだ。
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湯豆腐で評判のお店に行くと、その湯豆腐がぐらぐらぐつぐつ、よく煮えてる、というかここまで煮なくても。湯豆腐って、ゆらゆら煮るものじゃなかった?「湯の中にお肉が入って半分赤かったらちょっとまだやで、ってなるでしょ?豆腐もそうなるでしょ?」一緒にしない方がいいと思うなあ。

では料理のプロはどうなのか?香川県民大好きなうどん屋さんに行き、一緒に食べるおでんの豆腐についてお店の人に聞いてみた。「うどんは生煮えだとお腹を壊すと母親に言われて育ったので、よく煮て出します。お客さんがお腹壊すといけないので。」うわ、信じてるよ。こちらのお店では、豆腐は別の鍋で30分煮込むそうだ。そこまでですか!
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ただ、豆腐のプロ、お豆腐屋さんに聞くと、「製造段階でしっかり炊いてますので生煮えでも問題なくおいしくいただけます。お腹を壊すことはありません。」そうでしょう?ですよねえ。香川県民の皆さん、聞きました?

この話、Twitterを見ると衝撃を受ける他県民のつぶやき、香川県民の確かに言ってたとのつぶやき、そして香川県民だがそんなの知らないという人、香川県民じゃないがうちもそうだったという人、様々いて面白い!意外にこのネタ、深いのかな?でもとにかく、生煮えの豆腐は食べても大丈夫ですよ!

【文:境治】
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