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『ケンミンSHOW』ポーク祭りを徹底分析!日本人の豚肉感を掘り下げる!

2017.12.15

12月14日放送の『秘密のケンミンSHOW』では、「全国激うまポーク祭り」と題して、全国のケンミンが熱愛する独特の豚肉メニューをランキング形式で紹介した。とんかつ大好きの筆者としてはどれもこれもよだれが出るメニューばかりだったが、ちょっと待て。熱愛メニューを比べていくと、豚肉料理の本質が見えてきた気がする。ここでじっくり掘り下げてみよう!

決め手は甘辛の濃いソース!

番組をひと通り見てまず気づくのが、どれもこれも濃いソースが使われていることだ。豚肉そのものに味付けするのではなく、肉のうま味はそのまま楽しみながら、外にかかった濃いソースでうま味を引き立てる。全国でそうやって食べるのは、豚肉の食べ方を極めるとたどり着くのが濃いソースということだろう。9位の埼玉県の「肉汁うどん」はソースではないが、やはり濃いめの醤油ベースのつけ汁だった。
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しかも、ただの濃いソースではなく甘辛い味になっている。中には岡山県の「デミカツ丼」のようにソースに大量の氷砂糖をぶちこむメニューもあった。豚肉をおいしくするのは、甘めの濃いソース!これが決め手だ!
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玉子は絶好の引き立て役!

すべてではないが、玉子を使うメニューが多いことに気づく人も多いだろう。8位の静岡県・富士市の「かつ皿」なんて、醤油汁でシャバシャバにした玉子がかつにかかって出てくる。6位の広島県・呉市の「肉玉ライス」と1位愛媛県・今治市の焼豚目玉焼き丼は、両方とも豚肉と目玉焼きをごはんにのせるメニューでものすごく似ている。ハンバーグに目玉焼きをのせるとおいしいものだが、それと同じで豚肉に玉子はぴったりなのだと言えそうだ。
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とんかつは食べ方多彩

豚肉をかつにするメニューが多いことも興味深い。とんかつがいかにおいしく、全国に根づいているかがよくわかった。さらに、とんかつにはこんなにいろいろな食べ方があるのだと気づかされた。7位の群馬県「シャンゴ風スパゲティー」なんて、スパゲティーなのかとんかつなのか、よくわからない。両方一度に食べたいだけなんだろう。4位の愛知県「味噌かつ」などは、とんかつに味噌ダレがかかっているだけで一気に愛知県らしくなることを示してくれている。とんかつこそ、各地の個性が出る料理なのかもしれない。
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ごはん直のせがキホン?

今回の豚肉メニュー、10位までのうち5つがごはんにのせて食べる丼タイプだった。9位の「肉汁うどん」がうどんと食べること、7位のシャンゴ風スパゲティーがスパゲティー直のせであることも含めると、豚肉は炭水化物とできるだけダイレクトなセットで食べるべきものだとわかってくる。確かに、ごはんと一緒にジューシーな豚肉を、甘辛ソースとほおばれば、極上のうま味感覚で身体を満たすことができる。ボリューム感もでて満腹になった気がしてくるのも豚肉メニューの特徴かもしれない。
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こうして分析すると、日本人の豚肉感、あるいは人類にとっての豚肉の価値さえ見えてくる気がする。だがもちろん、番組に出てきたレシピを自宅で試すことにこそ価値があるのは言うまでもないことだが。さっそく番組を見て、自分で料理してみよう!

【文・境 治】
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