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大阪府民は味噌嫌い?味噌汁ポジション問題も再燃か?!

境治 2019.11.01

大阪府民は味噌嫌い?味噌汁ポジション問題も再燃か?!
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味噌と言えば、日本人の食卓に絶対欠かせない調味料。そう言われて否定する人はいないだろう。海外旅行から帰ったらまず味噌汁をすすってやっぱり和食が一番!という経験をした人も多いはず。味噌汁だけでなく、野菜に生の味噌をつけて食べたり、炒め物や煮物の味付けにも使うとおいしい、万能の調味料でもある。塩や醤油と同じくらいよく使うものだ。

だがしかし!その味噌を意外にも疎んじる人びとがいるという。それは、大阪府民だ!彼らは例えば鯖の煮物というと醤油で煮るのが普通らしい。ええ?鯖といえば味噌煮じゃないの?

そして前に大いに話題となった味噌汁ポジション問題も再燃する。関東では御膳の右手前にご飯と並んで味噌汁を置くが、大阪府民は御膳の左奥に味噌汁を置く。これもひょっとしたら、彼らが味噌汁を疎んじているからなのかもしれない。そうなのか大阪府民?そこまで味噌が嫌いなのか?

何しろこの10年間の味噌消費量で大阪府は最下位を4回も獲得。他の年も低く、とにかく味噌消費の最下位争いを続けているのだ。

例えばなすを使った定番料理のみそなす。なすを炒めてみりんや砂糖、そして味噌で味付けすれば簡単にできちゃうおいしい料理で、ピーマンも一緒に炒めることも多い。このなすみそを見た大阪府民は「なんやこれ?」という反応。蔑むような目で見て、食べたことない、見たことないと平気で言うではないか。
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細長く切った野菜に生の味噌を添えて出す、居酒屋でよくある野菜スティックを見せると、「これ味噌?食べられんの?これ」ってそんなこと聞くか?ということを言い出す。味噌は味噌汁に入れるもので、それ以外に使うことはまったくの想定外らしいのだ。
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そもそも大阪府民は、味噌汁でさえ日常的ではないようだ。週に一回かなとか、月に一、二回かなとか、そんな程度だという。味噌汁は毎日作るものではないの?ごはんを食べるなら、おかずは何にしようか、味噌汁は何を入れようか、というのが献立ではないのか?味噌汁は月に一回だなんて、あんたらほんまに日本人なん?
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なぜ大阪府民はそこまで味噌に馴染んでないのか?大阪で代々味噌を作ってきた米忠味噌七代目当主で、大阪府味噌工業協同組合理事長の金沢忠俊さんに聞いてみた。
「味噌は歴史的に保存食として使われた色合いが濃いです。東北や内陸の寒さの厳しい地方では塩分が高く保存の効く味噌が重宝されたのでしょう。大阪は食料が豊富で、肉も魚も新鮮なものが容易に入ってくる文化がありました。味噌の重宝性が低かったことがあります。さらに大阪はだしでおいしさを出す文化です。薄塩の文化なので、だしさえしっかりとっておけば味噌なんかいらない味の好みがあると思います。」
なるほど!味噌嫌いの大阪で味噌を作ってきたからこその説得力がある!
ただ、それにしても例えば料理のコツは「さ・し・す・せ・そ」と言われ、最後の「そ」は味噌のことだと誰しも教わったはず。味噌を疎んじるなんてやっぱりありえない。これに対して大阪府民の鈴木紗理奈が「そはソースのそと思ってた」と言ってのけた。確かに大阪の粉もん文化にソースは欠かせないからね。それほどまでに大阪には味噌が溶け込んでいないことがよくわかった。日本の県民文化の違い、奥が深いなあ!

【境 治】
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