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図鑑、ミュージックビデオも作っちゃうガラス瓶を愛するワケあり人

2018.04.25

とびっきり個性的な「ワケあり人」と、ライセンス・藤原一裕、井本貴史、NMB48・渋谷凪咲がおもしろトークを繰り広げる「ワケあり!レッドゾーン」。通常はスタジオにワケあり人を招くのだが、今回はスペシャルバージョンの3回目として、あえてワケあり人のフィールドに足を踏み入れる「ワケあり!おでかけゾーン」をオンエア。1週目の凧、2週目の下水道に続く3週目のワケあり人が愛するのはガラス瓶だった。

雨がそぼ降るなか、住宅地の路地を進んでいくMCの3人。とある建物に足を踏み入れると、その中に並べられていたのは、大小、形、色も様々なガラス瓶。今回のワケあり人、庄司太一さんは45年間で7万本のガラス瓶を集め、ガラス瓶の博物館を作った男。ガラス瓶にハマッたきっかけは45年前に遡る。趣味の骨董品巡りの際に発見した1本のガラス瓶。その姿に神々しさを感じ、ひとめ惚れ。それ以来、瓶の収集をスタートさせ、歴史も研究。22年前には日本唯一のガラス瓶博物館「ボトルシヰアター」をオープンさせた。さらに現在は瓶の講演会や展示会を開いているほか、図鑑も作成するなど、瓶博士として名を馳せているのだ。45年、7万本という数字に「ただ並べているだけなら飽きたと思う」と庄司さん。しかしここまで深く瓶を愛した理由として「1本ごとに来歴がある、すなわちドラマがある」と語った。

庄司さん曰く、瓶のジャンルは大きく飲料瓶・食品瓶、化粧瓶、薬瓶の3つに分かれるそうで、コレクションのなかから明治や大正といった時代の超レアな瓶をいくつも紹介していく。集めるのにはそれなりに苦労もあり、地方の廃村で警察官に呼び止められることもよくあったんだとか。しかし、今はこの博物館に若い人が多く来てくれるとのことで「瓶に癒やしを求めてくる若者が増えている、そういう人たちが来て、癒やされているのがうれしい」と笑顔で話してくれた。

そして、ご自身が作成したという図鑑も映し出されたが、百科事典レベルの分厚さ。「これまでちゃんと瓶のことが書かれた本のようなものがない」という理由で作ったというこの図鑑。デザインから製本まですべて1人で行っていて、注文を受けてから作る完全オーダーメイド製。一冊8,000円という価格ながら人件費は入っていないとのこと。

柔らかな物腰で瓶についての愛を語ってくれた庄司さんだが、番組ラストにマル秘VTRをオンエア。「瓶は吹いたり、叩いたりすると楽器としても使える」ということで、なんと「びんのハリケーン」というミュージックビデオを作ったとのこと。このビデオ、庄司さんがボーカル、主演を務めているだけでなく、なぜか息子さんまで出演しているのだが、驚くべきはその完成度。独特の世界観で覆われた摩訶不思議な映像と歌詞、メロディは、クセになるというか、忘れようにも忘れられないというか、なんというか…。ただ、この曲が頭から離れず、思わず動画サイトで検索し、再度聴いてしまったことを告白しておく。ネットもこのビデオに反応。「すごいすき」という声もあるかと思えば、「息子イケメン」と瓶ではなく息子さんに食いつく人もいるなど、様々な声が上がっていた。

【文:佐野 興平】
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