下水道はアート!? 下水道写真を撮りまくるワケあり下水道カメラマン

2018.04.15

スタジオへ様々なワケあり人を招き、ライセンス・藤原一裕、井本貴史、NMB48・渋谷凪咲がマニアック&レアなトークを展開する「ワケあり!レッドゾーン」。3月4日に放送されたのが、スタジオを飛び出したスペシャルバージョン「ワケあり!おでかけゾーン」の2週目。今回は、東京・小平市「ふれあい下水道館」が舞台となった。

MCの3人が現場に近づくと、雨の中、傘を片手に肩からはカメラをぶら下げ、何やら機械的なものを触っている男…。渋谷が「すみません、変な人ですか?」と問いかけるのも納得のこの人が、自称日本唯一の下水道カメラマン、白汚 零さん。白汚さんが日本全国300ヶ所以上の下水道の写真を撮ってきたと聞き、「入って撮るんですか!?」「入っていいんですか?」とMCの3人も興味を示す。

白汚さんは、学生時代に住まいの近くで行われていた下水道の清掃作業に興味を持ち、作業員に「下水道を見せてください」と懇願。その神秘的な姿に衝撃を受け、下水道の清掃会社で働くことに。そして美しい下水道を写真に残したいと、今度は写真学校へ入学。撮影技術を磨くと、下水道の業界向け雑誌である月刊下水道で連載をスタートさせたほか、下水道写真集「地下水道」も出版したとのこと。サラッと紹介されていたが“下水道の業界向け雑誌”とは…?さらに、そこで連載…。

まずは「ふれあい下水道館」の地下5階にある「ふれあい体験室」へ。本物の下水道管やマンホールが展示されているこちら。MC陣が「下水道の臭いが…」と困惑顔をするものの、白汚さんは「慣れてきますから!」と話し、さらに「だんだん心地よくなってきます」とニッコリ。「臭いは生活排水のもの」と白汚さんが説明すると、渋谷がまさかの「ウ◯チとか…?」の発言。それを受け「その言葉、恥ずかしくて言えない」と白汚さんは満面の笑顔でテンションアップ。さらに渋谷が一番最近ウ◯チをしたタイミングを告白するなど、和やかな(?)ムードで番組は進んでいく。

「地面の下にこんな世界が広がっているのかと思うとワクワクする」と白汚さんが語る下水道。そもそも下水道とは、汚水&雨水を運ぶ下水道管と下水処理場などの施設の集合体であること、そして汚水と雨水をひとつの大きな管に流す合流式と、汚水と雨水に別々の管を使うため管が小さい分流式の二種類があることなども解説される。ちなみに白汚さんは合流式が好きとのこと。その理由を「圧倒的に絵になる」と語る表情は輝いていた。

続いて地下25mにある実際に使われているという下水道の中へも潜入。銀行の地下金庫さながらの重たそうな扉の中へ足を踏み入れてみると…。映画などのイメージとは違い、本物の下水道のなかは真っ暗なこと、底がぬめっているので走れないことなどを白汚さんが説明。管内に響いている「ゴーッ!」という音の正体も明かしてくれた。さらにゲリラ豪雨でMAX状態の下水道映像では、MCの3人も思わず「ウワーッ!」「すげぇな!」と声を上げてしまうほどの、衝撃的な姿が映し出された。

番組では、豊富秀吉時代の「大阪 大阪市 太閤下水」、レンガ造りの「東京・神田 神田下水」など、白汚さんお気に入りの下水道写真も披露。なかでも「東京・東村山市 柳瀬幹線」は、汚水の流れる道と点検用の階段が螺旋になっているというガウディ的とも言うベき、アートな雰囲気にあふれた下水道だった。

知られざる下水道の姿にネットも反応。様々な書き込みのなかには、今回の内容を代弁する「面白いし、ためになる」という声も見受けられた。「下水道の汚い、臭い、暗いという3Kを、キレイ、カッコいい、心地いい、の3Kにしたい」と力強く語っていた白汚さん。今回の番組で、その願いが少し届いたかも知れない。

【文:佐野 興平】
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