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キャベツにソースだけじゃない!こんなにいろいろ?東西焼きそばカーニバル!

境治 2020.09.26

キャベツにソースだけじゃない!こんなにいろいろ?東西焼きそばカーニバル!
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焼きそばと言えば豚肉とキャベツを炒めるソース味のやつな!と定型が決まっているものだ。だが日本全国津々浦々には、その土地独自の焼きそば文化がある。そして知らなかったけどおいしい焼きそばがいろいろあるぞ!いくつかをレシピとともに紹介しよう!

まずは秋田県の横手焼きそば。これは有名だね。静岡の富士宮焼きそば、群馬の太田焼きそばと並ぶ日本三大焼きそばのひとつ。目玉焼きを乗せるのが定番くらいは知っていても、その特徴をちゃんと知っているかな?
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まず付け合わせは紅ショウガ、ではなく福神漬けだ。カレーじゃないのに、なんでだろ?肉は豚肉だけどなぜかひき肉を使う。そしてなんと!焼きそばなのに汁気が多い!具材と麺を炒め、ダシを加えた水気の多いをソースをたっぷり加えてまた炒める。できあがりかな、と思った時にさらにソースを追加するのだ。「のどごしがうまい!ズホホーッて一気にいっちゃう。」と、秋田県民がよくわからない擬音で表現してくれた。焼きそばにのどごしが関係あるとは思わなかった。
ではここでご家庭で簡単に作れる横手焼きそばのレシピを紹介しよう。
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①    ボウルに顆粒のかつおだし(小さじ1.5)と昆布だし(小さじ1.5)を入れてお湯(120cc)に混ぜて和風ダシを作る。
②    ウスターソース(120cc)を加え、さらにりんごジュース(120cc)も加える。
③    次にフライパンに豚ひき肉(90g)、玉ねぎ(50g)、キャベツ(220g)を加えて軽く炒める。
④    市販の焼きそば麺(3玉)を入れて②のソースを半分加え、火を中火から強火にする。
⑤    汁気がなくなるまで炒めたら、残りのソースを加えて軽く炒めてできあがり。
次に紹介するのは横手焼きそばのように有名ではないが、隠れた逸品としてひそかに注目の大分県日田焼きそば。キャベツは入らずもやし中心のシンプル焼きそばだ。だがよく見るとところどころ麺がカリカリに焦げていて、なんか手がかかってる感じでそそられる。日田市民に聞くと「パリパリで香ばしい」「もやしもパシッとしとる」とよくわからないけど、みなさん大のお気に入りの様子。「キャベツはいらない、硬派な焼きそば」だとドヤ顔で語る人もいる。
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作り方を見ると、まず最初に豚肉とともに焼きそばの麺を焼く。円板状に形を整えた麺をほぐさずにそのまま、まさに焼くのだ。片面が焼けたらひっくり返して両面焼き。麺にパリパリの焦げ目がついたら野菜も炒めてソースをかけてようやく麺をほぐす。全体をざっと混ぜながら炒めればできあがり。なるほど、炒めるのではなく焼く、まさに焼きそばではないか。

この日田焼きそばも、ご家庭での作り方を紹介しよう。
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①    まず市販の焼きそば麺をあらかじめ湯通しする。めんどうだが、このひと手間がおいしくするのだ。
②    フライパンにラード(80g)を入れて細切りの豚バラ肉(90g)と、湯通しした麺を入れ円板状に整える。この時、しっかり焼けるまで触らないのがポイントだ。
③    焼き色がついたら全体をひっくり返して両面焼く。焼けたらいったんお皿に取る。
④    空いたフライパンにもやし(600g)と青ねぎ(80g)を入れて麺を肉と戻す。焼きそばをほぐしてウスターソース(60cc)と醤油(30cc)を加えてコショウ(少々)と水(30cc)も入れて調味する。全体に味が行き渡ったらできあがり!

ラーメンは各地で独特の味わいがあるとよく知られているが、実は焼きそばも土地土地で多種多様。それぞれのおいしい料理法が発達している。実は奥深い食べものなのだ。とりあえずご紹介した簡単レシピで、ご家庭で試してみてほしい。もちろん、そろそろ横手市や日田市に行ってご当地焼きそばを堪能してもいい頃合いだ。きっとあちらの人びとも、喜んで迎えてくれるぞ!

【文:境 治】
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