【兵庫県】BばりうまいKカツがBバーン!加古川かつめしBKB!

2023.05.12

【兵庫県】BばりうまいKカツがBバーン!加古川かつめしBKB!
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カツというと黙っていられない県民は各地に多い。愛知県民はこってり味噌カツこそ一番だと譲らない。福井県は薄くて上品なソースカツ丼が最高だと言い張る。岡山県はデミカツ丼という独特な名物に胸を張る。

そこへ兵庫県から打って出るのが、加古川市のかつめしだ!BばりうまいKカツがBバーン!でBKBだと主張する。牛のかつにデミグラスソースがかかってごはんに乗って、なぜか脇に茹でキャベツが必ず添えてあると言う。

加古川市民にかつめしについて聞くと途端にテンションが上がる。「誕生日にはかつめし」「加古川といえばかつめし」「おばあちゃんと喫茶店で食べたのが最初」「神戸は高級なビフカツ、加古川は薄っぺらいかつめし、それがいい」「かつめし1番、焼肉2番」そんなに好きかと呆れるくらい、みんな大好きな様子だ。

加古川市内を調査して回ると、中心のベルデモール商店街のウエスタン風のお店に「かつめし」、街中の喫茶店にも、その隣の喫茶店にも「かつめし」、加古川近くのお食事処にも「かつめし」!加古川市内には100店舗もかつめしを出す店がある上に、神戸など兵庫県内の250店舗以上もかつめしを提供する店が広がっているという。

かつめしで評判の「本家かつめし亭」に行ってみた。ここはなんとかつめし専門店。出てきたかつめしはデミグラスソースしみしみでおいしそう!
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みなさんフォークではなく、箸で勢いよく頬張る。茹でキャベツも一緒に食べるとまたおいしそう。昼間からビールで流し込むおっちゃんもいる。皿を持ち上げて箸でかきこんで食べ、2分ほどで完食したお兄さんもいる。箸で食べてる人ばかりですねと聞くと「かつめしは箸でしょ」「箸で食べなあかんでしょ」そこはこだわりポイントのようだ。
さらに「牛肉じゃないとダメ」とも言う。「あまり厚くないので食べやすい」などなど皆さん絶賛の嵐だ。
どうみても阪神ファンのおっちゃんは「キャベツがデミグラスソースに合う」と強調し、わざわざキャベツにソースを絡めて食べる。「タイガースの試合を見に行く前は必ず食べて、絶対カツ!」とゲン担ぎにもなるらしい。
とにかく、牛カツにデミグラスソース&茹でキャベツがかつめしの正しいあり方のようだ。この店のかつめしは並880円とリーズナブルだが、ちゃんとしたうちもも肉を使用。デミグラスソースは豚骨+野菜、鶏がら+野菜の2種類をブレンドするから深いコク。専門店のこだわりだ。
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だが加古川のかつめしは、定食屋にもうどん屋にも喫茶店にもある。中には「すし かつめし」とのれんにある店もあり、常連のお客さんは「40年通ってるけどすし食べたことない」と言うくらい、皆さん続々かつめしを注文。「多い時は一日500食出ます」って、すしの方はいいんですか?
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おしゃれなビストロ「いろは食堂」でもかつめしが、お値段1650円と高級な感じで出している。「かつめしはここが元祖なの。」と、常連のマダムが胸を張る。
四代目一角昌史さんにお聞きすると「昭和22年に食堂をやっていた祖父・一角久雄が考案したものです。当時の加古川市は牛肉の産地で、安く手に入る環境でした。」その牛肉をぱっと食べられるようにごはんに乗せてデミグラスソースをかけたのが、加古川かつめしの原点だったのだ。
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どこのお店でもかつめしが出るのはわかったけど、焼肉屋さんでガンガン肉食べた後、しめにかつめしを食べるおっちゃんたちはすごいなあ。この焼肉屋さんは、冷麺がメニューになく、しめはかつめしが当たり前なんだって。「BびっくりするくらいKかつめしBばりうまい、BKB!」と叫ぶおっちゃん元気だなあ。
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でも加古川市に行って食べてみたいね、かつめし。絶対おいしいんだろうなあ。

【文:境治】
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