【大阪府】大阪のオカンは1日何度も「明日のパン」を口にする!なんで?

2022.11.14

【大阪府】大阪のオカンは1日何度も「明日のパン」を口にする!なんで?
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大阪府民には独特の言い回し、口ぐせがあって面白い。「知らんけど」は最近、他県民が面白がって真似し、今年の流行語大賞にノミネートされたらしい。知らんけど。

中でも大阪のオカン、つまりお母さんたちの言葉遣いがユニークすぎて面白い。オカンたちが毎日必ず、しかも何度も口にする「明日の〇〇」という言葉があるというのだ。
それは意外にも「明日のパン」!

大阪のオカンたちはなぜ「明日のパン」と口にするのか?何か別の意味が込められているのか?いやいやそのものズバリ、翌日食べるパンのことを始終気にしてなぜか言うそうなのだ。

街で出会ったオカン予備軍の姉妹に「オカンがよく言う明日の〇〇とは?」と聞くと、しばし考え込む。だが「明日のパンや!」と気づき「明日食べるパンのこと」「明日のパンないかも、とか言ってる」「明日の天気より明日のパン!」と解説してくれる。
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今度は男性陣に同じことを聞くと、今度はすかさず「明日のパンかな」と反応。「明日のパンあったっけとよく言う」「1日2回は絶対言う」のだそうだ。「それをわざわざ聞きにきたんですか?」と、それが何か的な態度。

オカンを含むなにわファミリーにも聞くと、オカン自身が「言うなあ」と即答。今日のパンは言わないですかと聞くと「明日やねん」。娘さんは「オカンの挨拶みたいなもん」と評する。オカンも「これ毎日!ほんま毎日やで!」と強調。

今度はオカンとその友人に聞く。「酔っ払って帰る時、コンビニ寄るわ、なんで?明日のパンって言う」と解説。「常にパンのこと考えてる」と言いつつ二人で陽気にゲラゲラ。「今日の帰りも明日のパン買って帰る」

また別のオカン二人連れに「なぜ口癖みたいに言うんですか?」と聞くと「明日のパンなかったら困りますやん」そりゃそうだ。「最優先の絶対切らしたらあかんもん。今もめっちゃ考えてる、明日のパン何枚あったかな」そんなに大事なの、明日のパン?
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大阪府民の朝食はパンが圧倒的に主流で、パンの消費量、支出金額ともに全国4位。だから明日のパンの在庫は常にオカンの懸案事項なのだ。

スーパーで買い物中のオカンに何を買ったか聞いてみた。「鰹節、厚揚げ・・・これ明日のパン」と言うのだが、今日買ったのだから今日のパンでは?と聞くと「食べるのは明日やから明日のパン」との説明。「帰ったらすぐ冷凍して、こないだのがあるから前に出して・・・」と言うのでもう一人が「じゃあ明日のパンちゃうやん」とツッコミを入れる。ですよねー?

別のオカンは「これ焼きあがったとこなんです」と買ったばかりのパンを見せる。焼きたてならすぐ食べた方がおいしいはずだがやっぱり「明日のパン」と言う。今日食べた方がおいしいですよと勧めてみても「そんな事ない、明日のパンやから」と頑な。じゃあなんで焼きたて買ったの?

「明日のパン」は他県民からすると、なんとも不思議な口ぐせだ。「パン=明日のパン」だと大阪のオカンの頭に染みついているのだろうか。相変わらずユニークな大阪府民、また話題を提供してね!

【文:境治】
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