『半妖の夜叉姫』第32話は別行動の三姫! とわを気遣う理玖のイケメンっぷりが光る⁉

2021.11.26

アニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~)11月20日の放送は、第32話「七星の小銀河」。
今回は、これまで一緒に行動することが多かったとわ、せつな、もろはが、それぞれの旅に出た。

是露がついに行動をスタート。悲しみや苦しみを持つ者に常世の虫を取り憑かせ、常世の虫が香木『小銀河』に戻った時に放つ香りを愉しむ公家妖怪・七星の館を訪れた是露は、そこに罠を仕掛ける…。
とわは、せつなが妖怪退治の遠征に、もろはが竹千代の依頼で狸穴島に出かけたため、一人留守番の真っ最中。そんなとき、とわのお供をしたいという理玖とりおんがやって来る。とわ、理玖、りおんの旅が始まったのだが、三人の前に麒麟丸が出現! とわは斬星剣を構えて、麒麟丸と相対する。
一方、せつなたち妖怪退治屋の一行は、妖怪退治を依頼された雪乃国の五穀村に到着。「五穀の恵み」と呼ばれるご神体のご利益で裕福な暮らしを営むこの村は、牛妖怪・炎牛の被害に悩まされていた。どうやら炎牛の暴走には土地神・魔夜中が関係しているらしい。せつなたちは調査を開始する。
そして、狸穴島の狸たちに囚われていたもろは。牢に閉じ込められたものの、便利グッズを使って抜け出し、狸平家の事情のリサーチを進める。追手の狸軍団も紅龍破でやすやすと撃退するが、そこにかつてもろはの母・かごめに封印されたという古狸妖怪・満月狸と狸平家を牛耳る大家老・狸穴将監が現れる。もろはは紅夜叉になって満月狸に立ち向かうが――⁉
という今回のエピソード。

三姫がそれぞれの場所でそれぞれの戦いを繰り広げるなかで、特に注目を集めたのは、理玖の行動だ。
麒麟丸が妖力を放つと、理玖が間に入ってとわをガード。身を挺してとわを守り、代わりに麒麟丸の攻撃を食らってしまう。理玖は目を負傷してしまうが、そのことについて責任を感じて気落ちするとわ&りおんに、「これはオイラのしくじりです」「これで(視覚情報を与えず)麒麟丸に、オイラたちの居場所を特定されなくて済むんですから…かえってありがたいことなんですよ」と優しくフォロー。懐の深さを覗かせていた。
この理玖の気遣いにキュンとした視聴者も多かったようで、「とっさに自分が盾になってとわを守る理玖にときめいたわ…!」「心配かけまいと健気に振る舞う理玖に惚れ直しました」との声が多数。また、「目が見えない状態で是露と戦えるのか…?」と来るべき是露との決戦を不安視する声も上がっていた。

一方で、りおんが墓土と骨を練り込んで作った身体で蘇ってから初めて再会した麒麟丸とりおん親子。父との決別を宣言するりおんに、麒麟丸は「己の父に歯向かう以上、茨の道となることを覚悟しておけ!」と返答。そんな二人のこじれた親子関係に、「麒麟丸とりおん、頼むから冷静に話し合ってー!(涙)」とやきもきするコメントもSNS上では散見された。

そしてもうひとつ気になるのが、とわとせつなに姿を見せた、時の精霊・阿久留だろう。阿久留の可愛らしい笑顔に、とわも視聴者も思わずも顔がほころんでしまっていた様子。
麒麟丸はとわに、「あの阿久留が見えるのは、おまえたち一族の特有な資質かもしれぬ」と言っていた。第29話でりおんが、麒麟丸は時空の彼方へ行くために阿久留を捕まえ『時の風車』を動かそうとしていると話していたため、この阿久留、麒麟丸、犬の一族の関わりは、今後の大きな注目ポイントだろう。

是露の動向も気になるところだが、次週も三姫の別行動は続く!

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
11月27日土曜夕方5時30分から、
第33話「魔夜中の訪問者」が放送!
※一部地域を除く

次回は、神と妖怪と人間、それぞれの“狭間に生きる者”を描いた、せつな活躍回だという! はたして、せつなは「所縁の断ち切り」を使いこなせるようになるのだろうか? 彼女の活躍を期待して待とう!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤悠里奈】
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