#萌え断 じゃないけど割ってビックリ!沖縄県民が愛するばくだんは危ないほどおいしい!
2021.06.25
グルメなインスタ好きなら最近「#萌え断」というハッシュタグが流行っているのは知ってるだろう。フルーツサンドイッチや具に凝った巻き寿司など、断面がカラフルな食べ物につけるものだ。
そんな風に映えるかはともかく、割ってビックリな食べ物を探してみた。沖縄県糸満市には独特の割ってビックリメニューがあるという。さっそくお兄さんたちに聞いてみた。
「割ってビックリする食べ物ってあります?」と聞くと、すぐさま「ばくだんじゃん!」と返ってきた。え?ばくだん?!それって危ない食べ物なの?「衝撃的な美味しさは危ないかも」ほんとかよ!「無人島にひとつだけ持っていくならばくだんだね!」
別のグループにどんな食べ物かを聞くと「かまぼこ!」と言うではないか。「まん丸」「揚げたやつ」
聞くところでは、沖縄のかまぼこは糸満が発祥で、かまぼこと言うより油で揚げたさつま揚げスタイル。糸満市民はそれをこよなく愛するらしい。「かまぼこ屋さん知らない人はモグリだね」そんなに好きなの?
ではそのばくだんを売っているお店の名前を教えてもらうと・・・
「ニシヘージョウグワー」はい?今なんて言いました?
漢字で書くと「西南門小」。これを読むと「ニシヘージョウグワー」になるそうな。読めないよ、普通。
とにかく行ってみようと、糸満市のお魚センターへ。沖縄らしい色鮮やかでおいしそうな魚が並ぶ中に、あったあった!西南門小!
そんな風に映えるかはともかく、割ってビックリな食べ物を探してみた。沖縄県糸満市には独特の割ってビックリメニューがあるという。さっそくお兄さんたちに聞いてみた。
「割ってビックリする食べ物ってあります?」と聞くと、すぐさま「ばくだんじゃん!」と返ってきた。え?ばくだん?!それって危ない食べ物なの?「衝撃的な美味しさは危ないかも」ほんとかよ!「無人島にひとつだけ持っていくならばくだんだね!」
別のグループにどんな食べ物かを聞くと「かまぼこ!」と言うではないか。「まん丸」「揚げたやつ」
聞くところでは、沖縄のかまぼこは糸満が発祥で、かまぼこと言うより油で揚げたさつま揚げスタイル。糸満市民はそれをこよなく愛するらしい。「かまぼこ屋さん知らない人はモグリだね」そんなに好きなの?
ではそのばくだんを売っているお店の名前を教えてもらうと・・・
「ニシヘージョウグワー」はい?今なんて言いました?
漢字で書くと「西南門小」。これを読むと「ニシヘージョウグワー」になるそうな。読めないよ、普通。
とにかく行ってみようと、糸満市のお魚センターへ。沖縄らしい色鮮やかでおいしそうな魚が並ぶ中に、あったあった!西南門小!
©ytv
聞けば、創業大正8年の老舗で、沖縄蒲鉾が並んでいる!その中に、ついに見つけた!ばくだん、丸いかまぼこだ!
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さあ、割ってビックリしてみよう!と、割ってみたらほんとにビックリ!かまぼこの中に・・・ごはん?しかも鮭入りで、つまりおにぎり?海苔の代わりにかまぼこで巻いたおにぎり、それがばくだんだった!
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鮭の他に、梅、そして沖縄特有の油味噌。この3つが定番だという。
お客さんが来ては「鮭のばくだん10個と梅のばくだん8個」などと次々大量に買っていく。
買ったおにいさんに、どんな味か聞いてみたが「かまぼことごはんとしか」と表現不能。「別々ではダメなんですか?」と聞いても「考えたこともない」彼らにとっては当たり前すぎる食べ物なのだろう。
お客さんが来ては「鮭のばくだん10個と梅のばくだん8個」などと次々大量に買っていく。
買ったおにいさんに、どんな味か聞いてみたが「かまぼことごはんとしか」と表現不能。「別々ではダメなんですか?」と聞いても「考えたこともない」彼らにとっては当たり前すぎる食べ物なのだろう。
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今度は、ビーチパーティ中の若者たちを訪ねてみると、ビールで盛り上がる中に箱に入ったばくだん30個でさらに盛り上がる。「鮭からの酒」などとレベルの低いダジャレを言いつつ、「でーじうまい!」と楽しそう。
そしておにいさんがばくだんを鉄板で焼きはじめる。軽くつぶしてマーガリンをのせ、焼きばくだんをガブリと食べる。
糸満の人々は何かとばくだんを食べる。建設現場では差し入れにばくだんで、エナジーチャージ!草野球チームの試合後にもばくだんを頬張って「10-0で負けたけどおいしい!」
先ほどのお店「西南門小」でばくだん作りを見てみよう。イトヨリダイとスケトウダラのすり身に、沖縄県民大好きなにんじんしりしりを混ぜてかまぼこを仕上げる。にんじんで甘味をつけるのだ。一方ごはんでおにぎりを握る。そしてかまぼこを手の上で伸ばし、おにぎりに巻いていく。簡単そうに見えるが「ベテランじゃないときれいに巻けない」という。最後に低温の油で5分間じっくり揚げれば完成だ。
そしておにいさんがばくだんを鉄板で焼きはじめる。軽くつぶしてマーガリンをのせ、焼きばくだんをガブリと食べる。
糸満の人々は何かとばくだんを食べる。建設現場では差し入れにばくだんで、エナジーチャージ!草野球チームの試合後にもばくだんを頬張って「10-0で負けたけどおいしい!」
先ほどのお店「西南門小」でばくだん作りを見てみよう。イトヨリダイとスケトウダラのすり身に、沖縄県民大好きなにんじんしりしりを混ぜてかまぼこを仕上げる。にんじんで甘味をつけるのだ。一方ごはんでおにぎりを握る。そしてかまぼこを手の上で伸ばし、おにぎりに巻いていく。簡単そうに見えるが「ベテランじゃないときれいに巻けない」という。最後に低温の油で5分間じっくり揚げれば完成だ。
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ここでまたビーチパーティに戻ると、酔っ払った女子が新たなばくだんに手をつけていた。中に入っているのは、なんとゆで卵!丸ごと1個入ったこれも、ばくだんの定番だそうだ。
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「ゆで卵とかまぼこが口の中でカチャーシーカチャーシー!」と意味不明に酔っ払い女子が叫ぶと、全員でカチャーシーを舞い始める。沖縄県民のこの不条理な陽気さにはついていけないけど、ばくだんは食べてみたい。そのうち食べにいくけど、踊らないからね。勝手に踊っててね!
【文:境 治】
【文:境 治】
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