ありがとう、みのもんたさん!ケンミンSHOW最後の出演は「みのもんた祭り」で盛り上がった! エブリケンミン、カミングアウト!

2020.03.27

ありがとう、みのもんたさん!ケンミンSHOW最後の出演は「みのもんた祭り」で盛り上がった! エブリケンミン、カミングアウト!
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「秘密のケンミンSHOW」3月26日の放送は、13年間MCを務めたみのもんたさんが、ついに番組を卒業してしまう花道としての2時間スペシャルだった。毎回登場するケンミンネタとともに久本雅美さんとみのさんの二人の絶妙な進行が、この番組の楽しさだったので残念だ。だが寂しがるより最後を思い切り盛り上げようというスタッフとタレントたちの気持ちも感じられて見ているこちらも楽しめた。筆者もいつの間にか木曜9時はこの番組が生活の中に入り込んでいたので、番組でのみのさんの最後の姿に笑いながらも目がじわっとしてしまった。

「秘密のケンミンSHOW」は2006年9月に単発特番として放送されたのが最初。もちろんこの時からみのさん・マチャミがMCで、ひな壇に県民代表タレントが並ぶ今のスタイルができていた。これが好評だったことから2007年10月からレギュラー番組としてスタート。以来13年に渡って全国の県民の“秘密”を発掘してきたのだ。
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「エブリケンミン、カミングアウト!」このフレーズは番組とともにすっかり頭に刷り込まれている。この言葉を合言葉に、各県各地の様々な“秘密”が番組で紹介されてきた。狭い島国なのに、各県には本当にユニークで多様な文化が今も生きていることに毎回驚いた。紹介された独特のメニューを、当地を訪れた際に探して食べたり自分で作ってみたりしたものだ。

みのさんはスタジオで秘密のメニューを食べては「うまい!」と叫んでいた。あれがまた、本当においしそうに感じさせてくれたのだ。「みのもんた祭り」では、その最上級の雄叫びをあげた最強10皿を紹介。第3位は鹿児島県の「まぐろラーメン」第2位は秋田県「バター餅」第1位は福島県の「まんじゅうの天ぷら」だった。こうして見ると、みのさんは変わった取り合わせのメニューほど強く「うまい!」を叫ぶ傾向だったようだ。ちなみに「まんじゅうの天ぷら」が取り上げられたのは2006年に放送した特番でのこと。この不思議な食べ物に興奮したみのさんが「うめええええ!」と叫んだ。つまり「うまい!」を生んだのがこの「まんじゅうの天ぷら」だったのだと言える。

そしてみのさんの女性好きも番組を賑わせていた。どうやら大人の色気が感じられる女性がお好みのようで、例えば壇蜜さんが出るともうデレデレ。中でも橋本マナミさんにはデレデレしまくりでそれが見ていておかしくて仕方ない。なぜかみのさんが女性にデレデレしてもいやらしい感じがしない。

それはきっと、7年前に亡くなった奥様のことを今もみのさんが深く愛しているからだろう。みのさんの奥様は生前、みのさん専属のスタイリストとして番組出演時の衣装をコーディネートしていた。亡くなる前に100種類のコーディネートを残していたそうで、今もみのさんはその中から着る服を選んでいる。長年見ていて知らなかったが、「ケンミンSHOW」にもスタイリストとして奥様、御法川靖子さんの名前がクレジットされているのだ。みのさん最後の出演回でいい話を聞けた。配信で見る人はぜひ確かめてほしい。本当に一番最後にすごいスピードで流れるクレジットの中に確かに、「スタイリスト御法川靖子(東京)」の名が出てくる。

しんみりしたところでみのさんがメッセージをくす玉で披露するという。何かまた泣けることかと思ったら「この後は銀座で朝までカミングアウト」ってなんだそりゃ。そう、これまで何度もみのさんは番組の中で「ビール飲みたい!」「ハイボール!」などといってきたお酒好き。最後にビールジョッキを番組が振舞ってくれたのだが、それでもやっぱり銀座に繰り出すのだ。
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最後の一言までみんなを楽しませようというみのさんの気持ちが見ていて嬉しかった。13年間本当にお疲れ様でした。そしてありがとう、みのさん!お元気で!我々ケンミンSHOWファンは、みのさんが築いたケンミンカミングアウトの楽しみ方をこれからも忘れません!

【文:境 治】
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