厳しい意見続出…立憲民主党・泉健太代表の政治スタンスと実像は・・

2022.10.26

厳しい意見続出…立憲民主党・泉健太代表の政治スタンスと実像は・・
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10月23日放送の「そこまで言って委員会NP」は「そこまで知って紳士録・特別編」として、山縣有朋からヤクルトの村上宗隆選手まで、論客たちが様々な人物たちについて語った。今回は、9月放送の若者版特別編に出演して好評だった大空幸星氏(23)がパネリストとして登場。慶応大在学中にNPO法人「あなたのいばしょ」を設立し、理事長を務める大空氏。30歳以上離れた論客たちを前に一切ひるむことなく、もはや常連となったRaMu(タレント)氏(25)とともに堂々と意見を披露した。

中でも注目したいのが、立憲民主党の泉健太代表についての議論。あらゆる角度から手厳しい意見が続出した。

RaMu氏は「Twitterのリプライが面白い」と言う。
「泉氏はアンチの皆さんにも結構リプライしていて例えば、『笑顔が気持ち悪い』などという書き込みに『ありがとうございます、よく見ていただいて嬉しいです』などと返していた。アンチの扱いがうますぎる」
番組秘書・野村明大アナの「フォロワー数は多いですか?」との質問に「少ない。YouTubeの再生数が200とか…」と即答し、野村アナが「黒木議長の方が多い!」と言って一同爆笑。

宮崎謙介氏(元衆議院議員)は京都の選挙区で泉氏と戦った経験をもとにこう語る。
「泉氏は、頭の中が全部選挙。地元では選挙のために生まれてきた“選挙の申し子”と呼ばれ、小学生まで「ケンタ」という名前を知っている。お祭りでは必ずいい場所で御輿を担いでいる。みんながいない時は 別の場所に行き、みんなが集まる時になったら法被を着て一番目立つところで御輿を担ぐ…。」というエピソードを披露。
竹田恒泰氏の「泉氏を擁護する人はいないのか」との声に、宮家邦彦氏(立命館大学客員教授)が「出身大学はいい、私が教えている立命館大学だから。しかし今の話を聞いた通り、パフォーマンスだけなのかも。」とバッサリ。みんなから「擁護になってない。」と責められた。

大空幸星氏が少し擁護。
「パフォーマンスせざるを得ないのだろうと思う。泉氏が戦っているのは、同じ党内のいわゆるレフティー(左寄り)な人たち。パフォーマンス中心だととられるかもしれないが、これまでの民主党政権の顔だった人たちと比べると、結構現実的。今戦っているのは党内の人たちだが、そこと戦っていると、政権が取れないこともおそらくわかっている。ものすごく可哀想な人という印象がある。」
須田慎一郎氏(経済ジャーナリスト)は「代表としては軽く、存在感が希薄」と容赦ない。
「代表就任時、一定程度泉氏を評価したのは、単純に与党批判をするだけではなく政権の受け皿になる体制を作っていく姿勢だった。ところが参議院選挙を取材していくと、うるさいベテラン連中が『提案型はダメだ!対決型だ!』と言っていた。結果的に選挙が終わったら、ガラッと対決型になった。うるさい連中が色々と言ってくるからといってスタンスを変えるようでは、代表として軽すぎる。存在感がない。」
番組議長・黒木千晶アナも「泉氏は新しくなった立憲民主党を見てくださいと言っていたが、 一方旧執行部の枝野前代表らは、いや我々は5年間やってきましたと主張する。党内統制がうまく取れてない印象はある。」とやんわり手厳しい。
門田隆将氏(ジャーナリスト)は真っ向批判。
「現実を見ることができないドリーマー。一番は安全保障問題。中国では、 琉球特別自治区準備委員会ができて、環球時報が琉球は帰属未定であるとキャンペーンを張る時代。それに対する危機感が全くない。平和を唱えていたら平和が続くと思っている。」
ここで宮家氏がまた「本当に擁護しよう。」と言い出したが「可哀想な人だ。党内にうるさい人がいて、提案型でやろうとすると足を引っ張られる。コロッと変えたらまたコテンパンにやられる。 なんでこんな仕事を受けたのだろう。」と言い、またもや「擁護になってない」と突っ込まれていた。
大野裕之氏(劇作家)は、提案型はよくないと主張。
「提案型野党では、与党の意見を聞いてばかりで、右側に気をつかい過ぎる。それでは野党の存在意義がなくなる。ちゃんと野党としての哲学を持ってやってほしい。それから、参議院選挙の時の、物価高とか書いてある紙を破る政党CMはダサくてやめてほしかった。なんで日本のリベラルはダサいのか。」
大空氏はこれに対し「リベラルは実はあんまりダサくなくて、むしろ自民党の方がダサい。立憲民主党のホームページなどを見ると、結構おしゃれ。選挙時の映像はこのご時世言いにくいが代理店が入っているから。」と言って一同爆笑となった。

岸田首相の支持率は下がる一方だが、野党第一党の代表にも厳しい意見が数多く飛んだ。どの政党も大きく支持されない日本の政治状況を、象徴する議論だった。
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