【沖縄県】ボウリングは酔拳?日本一盛んな沖縄では、食べて飲んで投げて楽しむ!

2022.08.05

【沖縄県】ボウリングは酔拳?日本一盛んな沖縄では、食べて飲んで投げて楽しむ!
©ytv
ボウリングというと、やったことはあるという人が多いだろう。レクリエーションの一つとして定着してるけど盛んというほどでもない。そんな感覚ではないかな。古い世代なら1970年前後に大流行し、マイボールを持つ人もいたことを覚えているかもしれないが、もう50年も前のことだ。

ところが沖縄県では少々事情が違うらしい。例えば人口100万人あたりのボウリング場の数は沖縄県は10.9軒で都道府県の中でもっとも多い。東京都は3.4軒だから3倍ほど。明らかに多いぞ!
©ytv
沖縄に行き、小麦色に焼けたレディーお二人に「沖縄が日本一なのは?」と聞くと「離婚率」と即答。それも日本一なのだが、ボウリングが日本一と伝えると「ボウラー多いかも!」と納得の様子。「学生の時もみんなボウリング行ってた。来週も行く予定。」「普通に週末とか、雨が降ってる時とか行く。台風の時も開いてる」やっぱり盛んなんだな。

別のレディーお二人にスコアについて聞くと「最高で250出しました。」え?男性の平均が130程度と言われるので、かなり高い。「当たり前に200超えてる人いっぱいいる」全体的にレベルが高いようだ。マイボールを持つ人も珍しくないらしい。
©ytv
浦添市のボウリング場に行ってみると、午後7時にもうレーンは埋まっていて1970年代の大ブーム時代のようだ。そしてレーンの後ろを見ると、あれ?なんかお酒が並んでるぞ。刺身もあって、みなさん持ち込みで飲み食いしてるのだ。唐揚げやソーメンチャンプルーまで持ってきてるグループもあり、ボウリングより宴会といった感じ。
©ytv
これいいのかよ、とボウリング場の人に聞くと、いいんだって!「中に居酒屋があるボウリング場だとお断りすることもありますが、半分くらいは大丈夫かと」ふーむ、沖縄のボウリング場は楽しそうだ。

あるお兄さんに聞くと「泡盛飲んでます。6時ごろから」ってもう10時ですよ!もうヘベレケでボウリングどころじゃないでしょう。ところが投げるとストライク取っちゃった!

このお兄さんだけでなく、みなさんコッテリ飲んでるのに投げると美しいフックを描いてストライク取っちゃう。あるお父さんに言わせると「酔拳!」だって。最高スコアは300つまり全ストライクのパーフェクトで3回も取ってる。なんかいろんな意味ですげえわ。
©ytv
今度は沖縄市のボウリング場に行ってみた。こちらも平日なのに盛り上がってる。もちろん、刺身やピザをつまみに飲み会もやってるやってる!そしてなんと、リーグ戦をやってるそうだ。「月曜リーグ、火曜リーグ、水曜リーグとたくさんある。ボウリング場ならどこでもやってる。」毎週同じメンバーでプレイし、長期間の総当たり戦で総合得点を競うのだという。そんなマジな戦いを飲みながらやってるからすごいねえ。

今度は那覇市のボウリング場にお昼時に行ってみた。高校生がプレイしていたのだが、背中に高校名と名前が入ったシャツを着ていて、公式感がある。なんと、ボウリング部なのだ。沖縄には11の高校でボウリング部があり、世界レベルで活躍する選手もいる。彼らにとっては運動部と同じ感覚なんだね。
©ytv
沖縄にはアメリカ軍の基地にボウリング場があり、基地の中で一緒にボウリングをやっていた人々が、外でも楽しみ方を広げたという。アメリカではボウリングを食べて飲んで投げる楽しみ方が当たり前で、それもそのまま広まったそうな。

パーティのように楽しむボウリング、盛り上がりそう!他県のボウリング場でも持ち込み有りにしたらまた流行るかもしれませんよ!

【文:境治】
この記事を共有する

新着記事

新着記事一覧へ

アクセスランキング