三姫の息のあったチームプレーが輝いた『半妖の夜叉姫』第42話! 一方、麒麟丸は重すぎる娘愛に暴走中!?

2022.02.10

三姫の息のあったチームプレーが輝いた『半妖の夜叉姫』第42話! 一方、麒麟丸は重すぎる娘愛に暴走中!?
©ytv
テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の2月5日の放送は、第42話「崩壊する時の風車」。

妖霊星が迫る令和の時代へと向かうために、殺生丸の母のもとを訪れたとわ、せつな、もろは。しかし、殺生丸の母によると、時空を渡れずに散っていった者たちの怨念が時の風車が回るのを妨げているという。彼女は冥道を彷徨う怨念・冥道丸を召喚。彼を倒さなければ時の風車を動かすことはできないと三姫に説明する。時空の扉を開くべく、とわたちは力を合わせて冥道丸に立ち向かう!
一方そのころ麒麟丸は、りおんと理玖に恐るべき野望を語り聞かせていた…。

夜叉姫サイドと麒麟丸サイド、二局の物語が展開した今エピソード。
夜叉姫サイドの物語で目を引いたのは、冥道丸とのバトルでとわ、せつな、もろはが魅せた息のあったチームプレーだ。
たくさんの怨念の集合体である冥道丸は、強い妬みの力で夜叉姫たちを圧倒していく。効果的な攻め手を欠いて苦戦するとわたちだが、そんな中で攻略のきっかけを作ったのはもろはだった。彼女が破魔の矢で冥道丸を射抜くと、彼から伸びる“縁”の糸が露わになったのだ。そこから、大ダメージを与えると“縁”の糸が見えると気づいたとわは、矢が尽きたもろはに代わって前線へ。斬星剣で冥道丸の妖気を吸い取るとわ。そして、再度冥道丸の“縁”の糸が露わになった瞬間、せつなが所縁の断ち切りで糸を切断! 見事に冥道丸ごと怨念に打ち勝ったのだった。
まさに、三人が力を合わせて掴み取った勝利だと言えよう。

中でも注目を集めていたのは、母・かごめからもらった弓でパワーアップしたもろはの活躍。SNSでは「新しい武器を構えるもろはかっこいい!」という称賛の声や、「お父さんとお母さんが作ってくれた弓でもろはが強くなるの、最高」「離れていても犬夜叉とかごめが近くにいて一緒に戦っている感じがしてよき…(涙)」と親子の絆に感動する声が多く見られた。

一方、気になるのはとわの斬星剣だ。殺生丸の母いわく、この剣には使い手が妖気を吸い取ると、心を動かす精神の力「魂(こん)」が削り取られるような呪いがかけられているという。
せつなやもろははとわの身を案じるものの、当のとわは「たとえ呪われていても私は斬星剣を使いこなしてみせる」と力強く宣言。この剣を自分に託してくれたりおんの気持ちを大切に思うがゆえの決断だが、果たしてそれは吉と出るか、凶と出るか…。
とわの今後が心配だ。

麒麟丸サイドでは、彼の危ない娘愛が際立っていた。
斬星剣に使い手の「魂(こん)」を削る呪いをかけた犯人は麒麟丸だったのだが、その目的はなんと、魂を失ったとわの身体を、りおんの新しい肉体にすることだったのだ!
娘を蘇らせるためならば他者を犠牲にすることも厭わない麒麟丸の歪んだ愛情に、りおんは強いショックを受ける。SNSでも「麒麟丸ヤンデレすぎるでしょ…」「いい加減自分が毒親であることを自覚してくれ!」と大ブーイングだ。
麒麟丸の野望を阻止し、とわを救うため、りおんと理玖は武器を構えるが、相手は獣王とも呼ばれる大妖怪。逆に、理玖は返り討ちにされ、りおんも眠らされて連れ去られてしまった…。
りおんへの重すぎる愛情で暴走中の麒麟丸。彼が本当の意味で娘の気持ちに寄り添えるようになる日は来るのだろうか? そして、理玖の安否やいかに…!?

たくさんの人々のさまざまな思いを乗せながら、ついに時の風車が動き出した。
三姫は手を取り合って時空の扉をくぐり、物語の舞台は再び令和の時代へ移行する!

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
2月12日土曜夕方5時30分から、
第43話「暗転の舞台(ステージ)」が放送!
※一部地域を除く

久々に令和の時代に戻ってきた夜叉姫たち。
麒麟丸の右腕だった希林 理を見つけ出し、希林 理を排除し妖霊星を破壊することが最優先のミッションだが、日暮家の面々との再会も楽しみなところ。
予告映像には、現代の洋服に身を包んだせつな&もろはの姿や、第6話「古寺の猫寿庵」で登場した美僧・寿庵にそっくりな、アイドルのジュリアン君も!
次週も見どころ満載のエピソードになりそうだ!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤 悠里奈】
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