『半妖の夜叉姫』弐の章のスタート前に、気になる謎をプレイバック!

2021.09.28

『半妖の夜叉姫』は、高橋留美子先生原作『犬夜叉』の世界観を受け継ぎ、殺生丸や犬夜叉の娘たちの活躍を描く戦国御伽草子だ。
2020年10月~2021年3月には壱の章が放送され、その第24話では殺生丸とりんの娘の日暮とわ&せつな、犬夜叉とかごめの娘・もろはが、「東国の獣王」と呼ばれる大妖怪・麒麟丸と激突。麒麟丸の一刀によってなんとせつなが命を落としてしまったのだった。
せつなの死をはじめ、たくさんの謎と課題を残したまま幕を閉じた壱の章に、Twitterでは「せつなはどうなっちゃうの⁉」「弐の章では、壱の章の伏線がどう回収されるんだろう?」「とにかく早く親子が再会してほしい~(涙)」など、先の展開を待ち望む声が上がっていた。
そんな壱の章からの続きを描く弐の章が、いよいよ10月2日(土)にスタートする。放送開始に先駆けて、まずは物語の気になるポイントを整理しておこう!


謎1
なぜとわはタイムスリップしなければならなかった?


とわは戦国時代で生まれたが、4歳のときになぜか現代へタイムスリップ。以降10年間、かごめの弟・日暮草太の家で育てられた。
彼女がタイムスリップした仕組みは、とわの左目の虹色真珠に反応した妖怪・根の首が、時代樹の力を借りて時空を越えるトンネルを開いたことだった。だが、なぜとわはタイムスリップしなければならなかったのか、その理由はまだ明かされていない。


謎2
なぜせつなは、夢の胡蝶に夢を喰われている?


夢の胡蝶は夢の世界の精霊。せつなはその胡蝶に夢を喰われているため、眠ることができず、幼いころの記憶もない。本人は眠れないことをあまり不便だと思っていないようだが、そもそもなぜ彼女は夢の胡蝶に夢を喰われているのだろうか? 誰かが夢の胡蝶に、そう指示を与えたのだろうか…?


謎3
もろはは犬夜叉とかごめと会うことができるのか?


14年前、殺生丸によって、あの世とこの世の境に通じる宝玉・黒真珠に閉じ込められてしまった犬夜叉とかごめ。その後、二人がどうなったのか、壱の章では明らかにされなかった。犬夜叉とかごめの安否やいかに…?
また、その当時、生後間もなかったもろはは、阿波の八衛門狸によって妖狼族の洞穴へと預けられ、そこで育てられた。両親を知らない彼女は、果たして犬夜叉&かごめと再会することができるのだろうか?


謎4
殺生丸の目的は? 


壱の章ではあまり物語の表舞台に姿を現さなかった殺生丸。麒麟丸によると、殺生丸は長らく、風車(かざぐるま)を持って走り回る不思議な童子・阿久留を探しているらしい。だが、第23話で殺生丸は、目の前に阿久留を見つけながらも華麗にスルーしていた。それはいったいなぜなのか?
一方、とわとせつなの母であるりんは時代樹の中の透明樹木で眠り続けており、その原因もまだわかっていない。殺生丸の不可解な行動は、りんに関係しているのだろうか?


謎5
麒麟丸はいったい何をしようとしている?


「東国の獣王」と呼ばれる麒麟丸は、正々堂々戦うことを好む誇り高き大妖怪。姉の是露が殺生丸の天生牙を折った際には姉に代わって謝罪を述べるなど、物事の道理を重んじるタイプだ。だが、時代樹の精霊によると、「麒麟丸はこの世を末法末世に変えようとしている」という。彼の性格を考えるとそんな野望を抱くようには思えないが、時代樹の精霊が嘘を言っているとも考えにくい。いったいどういうことなのだろうか?
また、時代樹の精霊は、「殺生丸も麒麟丸と同じ道を歩んでいる」とも続けていた。殺生丸と麒麟丸、二人の関係も気になるところだ。


謎6
理玖はいったい何者⁉


とわの前にたびたび姿を現す、ミステリアスな青年・理玖。彼は麒麟丸一派の一人で、是露を「アネさん」と呼び慕っている。自分のことを「麒麟丸から打ち捨てられたモノ」と語っていたが、彼の正体はいったい? せつなが「理玖と麒麟丸は同じ匂いがする」と言っているのも気にかかる…。


謎7
殺生丸から折れた天生牙を渡されたとわは、せつなを救うことができるのか?


第24話で最愛の妹・せつなの死に泣き崩れていたとわ。すると、殺生丸は折れた天生牙を彼女に差し出したのだった。
天生牙は犬の大将の牙から作られた癒しの刀で、死んだものを一度だけ生き返らせることができる。しかし、それは刃が折れてしまっていても可能なのかはわからない。果たしてとわは、折れた天生牙を使いこなし、せつなを蘇らせることができるのだろうか⁉



これらの謎がどのように紐解かれていくのか。それは弐の章のオンエアで見届けたい。

『半妖の夜叉姫』弐の章は、
読売テレビ・日本テレビ系にて10月2日土曜夕方5時30分から、
第25話「天生牙を持つということ」が放送!
※一部地域を除く

過酷な運命に立ち向かう夜叉姫たちの勇姿に注目しよう!


原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤悠里奈】
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