居ないのにあの人が話題!『名探偵コナン』で存在の大きさを示す!

2018.06.04

アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)の6月2日放送回「モグラ星人謎の事件(前編)」は、1998年に放送されたストーリーのデジタルリマスター版だった。少年探偵団を中心とした物語なのだが、その当時、後に少年探偵団の一員となる灰原哀が登場する前だったため「哀ちゃんがいないと寂しい」と居ないにも関わらず話題を独占した。

江戸川コナンは少年探偵団の小嶋元太、吉田歩美、円谷光彦と半月前から工事を中断しているマンションの建設現場で野球をすることになる。工事現場に入り込むことに不安を感じるコナンが周りを観察していると、隣の洋館の2階から誰かが双眼鏡でコナンたちの様子を窺っていた。そんな中、元太が打った球が囲いを越え、洋館の敷地内に入ってしまう。家主に事情を説明するが、庭に入れてもらうことができない。諦めて毛利探偵事務所に戻ることにするコナンに元太、歩美、光彦も付いてくると、事務所の前には1人の男性が立っていて……というストーリー。

灰原が初登場したのは1999年。第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」でコナンの通う帝丹小学校1年B組にミステリアスな少女として転校してくる。そこで灰原に興味を持ったコナンたちに誘われ、少年探偵団に入ることになる。そのため、今回放送された回ではコナン、元太、歩美、光彦のみが少年探偵団のメンバーだった。現在は灰原も含めての少年探偵団という認識の視聴者が多いため「なんか物足りないと思ったらまだ哀ちゃん居ない頃か」「灰原がいないとみんなコナンの言うこと聞かないw」「少年探偵団に哀ちゃんがいない…なんかさみしい」との声がTwitter上に溢れた。

少年探偵団が暴走する際はストッパーとなり、コナンの相棒として現在はなくてはならないキャラクターとなっている灰原。今回、登場しなかったことが逆にその存在の大きさを示すこととなったようだ。

6月9日放送の「モグラ星人謎の事件(後編)」では、そんな灰原のいない頃の少年探偵団がどのような活躍を見せるのか? これは見逃せない。

【文:山田 奈央】
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