解散家族が再結成 鍵となる意外な人物の言葉に涙!『向かいのバズる家族』

2019.06.07

解散家族が再結成 鍵となる意外な人物の言葉に涙!『向かいのバズる家族』
©ytv
内田理央が主演の連続ドラマ『向かいのバズる家族』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)の最終話が6月6日に放送された。SNSでバズった篝家は、方向性の違いにより家族を解散した。この状況を繋ぎ止めたのは、長女・あかり(内田理央)がSNSでやりとりをしていた顔も知らない人物だった。最終話ではついにその意外な正体が明かされ、「予想外すぎるww」「ほっこりな展開」「感動して涙でた…」などとTwitterで話題になった。

カフェで店長を務めるあかりは、客がSNSに投稿した動画が偶然バズり、フォロワー1万人を超える人気者になった。想いを寄せる常連客の皆戸涼太(白洲迅)とも付き合うことになる。しかし、自分を良く見せようとして世の中に唾を吐くナマハゲチョップの動画配信を秘密にしていた。その結果、いつも笑顔でいることに疲れて距離を置いてしまう。家族とは会話がなく、本音を言えるのは顔も知らないSNSのアカウント、トゥナイトスターだけだった。そして、あかりが家族に「今まで一度も心から笑ったことはない」と打ち明けたのをきっかけに、篝家は解散してしまった。

その日は、あかりがずっと会ってみたかったトゥナイトスターがカフェに来店する日。あかりと店員の盛田桃(小川紗良)は朝から落ち着かない様子だった。「意外と身近な人かもしれない」という桃の指摘を受けて、あかりは客が来店するたびに敏感に反応してしまう。その日に限って顔見知りの人ばかりが来店し、その度にあかりは「トゥナイトスターさんですか?」と勇気を出して声をかける。たまたまやってきた母・緋奈子(高岡早紀)に、「あなたも前に進まないとね」と声を掛けられ複雑な感情になる。そして、「次こそは」と思って振り向くと、そこにはあかりにとって抹消したい存在である元彼・鍋島剛(笠松将)の姿が。過去の秘密を握る鍋島は、それを利用してあかりを苦しめてきた。しかし、ありのままの自分をさらけ出すことを心に誓ったあかりは、強気の態度で鍋島を突き放した。
カフェに戻ると、トゥナイトスターから星の絵文字が送られてくる。「やっと来る!」と、舞い上がるあかり。しかし、そこに現れた人物は、予想外にも祖父・清史(小野武彦)だった。清史がスマホを持っていることも知らなかったため、しばらく状況が理解できず…。あかりたち篝家は、これまで清史が来る日だけ仲の良い家族を演じて来た。そのことがバレていないと思い、家族が解散したことも隠し通そうとしていた。しかし、SNSを通じですべてを知っていた清史は、今のあかりに必要なこと、家族のあり方について教える。清史がお気に入りの写真と言って取り出したのは、あかりたち家族がそれぞれの方向を見て食卓を囲む様子を写したもの。そして、「これこそが家族」「好きなところも嫌いなところも全部ひっくるめて家族なんじゃないかな」と、いつも笑顔でいる必要はないことを話した。良い子でいようと思うばかりに、家族の前でも本当の自分を隠して来たあかりは、肩の荷が下りて涙が出た。この展開にTwitterでは「なんか良いなあ、涙出てくる…」「家族に会いたくなった!!」「じいちゃん素敵すぎる」などの声があがった。

その夜、久々に家に帰宅したあかりは、飾ってある写真を眺めながら「全部嘘の笑顔」と言ってしまったことを後悔した。それは本心ではなく、ただ、人の目を気にして上手く生きられない自分を誰かのせいにしたかっただけだった。決心したあかりは、SNSに家族写真を投稿。これを見て何かを予感した家族が次々に駆けつけた。あかりは家族にも隠していたナマハゲチョップの姿で登場する。本当の自分を知ってもらおうと口を開いたところで、父の篤史が言葉を遮って何かを企んだような笑みを浮かべる。「もう一回バズるぞ」と声をかけた10分後、篝家は初めてのライブ配信を行った。家族の知り合いだけでなく大勢のフォロワーが注目する中、あかりは堂々と自分がナマハゲチョップであることを公表し、「これからは私にはこういう顔があるということを隠さずに私自身が受け入れて認めていこうと思います」と打ち明けた。そして家族は再結成し、無事に幸せを取り戻した。その後あかりは、涼太にもナマハゲチョップを理解してもらい、1人で背負い込まずありのままの自分でいられるようになった。

家族の絆を感じるハッピーエンドで終えた最終話。Huluではすでに続編「向かいの“バズれない”家族~SNSを奪還せよ~」が公開されている。続編は全2話で、後編は6月13日(木)に配信予定。SNSが消えた世界で奮闘するあかりたち家族の様子に注目だ。

【文:牛窪 梨花】
この記事を共有する

新着記事

新着記事一覧へ

アクセスランキング