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『半妖の夜叉姫』第36話は、恐るべき是露の精神攻撃にとわが暴走! とわの過去も明らかに

2021.12.24

テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の12月18日の放送は、第36話「永遠にない場所」。
コメディ色が強かった前週とは打って変わって、今週のエピソードはかなりシリアス。是露と公家妖怪・七星によってとわの心の傷が抉られるという、つらい展開が描かれた。

朔の夜に是露の術によって七星の館に召喚されたとわ。彼女を待ち受けていたのは、是露と七星による卑劣な精神攻撃だった。
七星は、悲しみを吸う妖怪「常世の虫」をとわに取り憑かせた。彼女が胸に秘めていた悲哀を、自分の娯楽に利用し始める。
さらに是露が、とわの心をいっそうかき乱すべく銀色真珠を取り出す。銀色真珠にはとわの過去の記憶がまとわりついているという。是露が銀色真珠を自らの瞳に入れたとき、とわの記憶の幕が開く――!
…という今回のストーリー。


是露が見せたのは、とわがせつなとはぐれ、現代にタイムスリップしてからの記憶だった。
それは、草太パパたち日暮家の面々に囲まれたあたたかな記憶でもあったのだが、是露はとわの悲しみと孤独を強調。
「仮初の家族に憐れみの笑顔を向けられていたか…」「おまえはどこにも居場所がなかった」「あれほど妹のことを心配していたのに(せつなは)お前のことはなんとも思っていなかった」などと、孤立感を煽るような言葉をぶつけ、とわの心に揺さぶりをかける。

あまりにも非道なこの是露の攻撃に、SNSではとわに同情する声が散見。
「たしかに、現代で、何不自由ないけど周囲になじめない違和感とせつなへの未練を抱えて暮らしたとわより、過酷な環境だけど半妖の仲間に囲まれて記憶をなくして暮らしていたせつなの方が恵まれていたのかも…」「小さいとわ、かわいいけど、かわいそう」「あんな煽りされたら、誰だって理性飛ぶわな」ととわの心に寄り添うようなコメントが見られた。


そんな精神攻撃に当初は必至に抵抗していたとわだったが、やがて心を折られてしまう。怒りで我を失ったとわは暴走状態へ。駆け付けた理玖やりおんの制止も聞かず、感情のままに是露に斬りかかろうとする。
だが、それこそが是露の狙いだった。彼女はとわに、怒りのままに自分を殺させることで、自分と縁が繋がったりんのことも死なせて、一生消えない傷をとわの心につけようとしていたのだ!
ようやく明らかになった是露の真の目的。第31話「竹千代の依頼」で是露が言っていた、「最後まで生き残る方法」とはこのことだったのだ。
犬の大将への想いを拗らせまくった末の凶悪な思考に、視聴者も「娘に母殺しの罪を背負わせようとするなんて、是露、悪辣すぎるだろ…」「是露の情念怖すぎ!」とドン引きだ。

だが、そんな是露に救いの手を差し伸べようとする人物がいた。それは、是露に呪詛をかけられ、今まさに死の淵をさまよう、とわとせつなの母・りん。
殺生丸の呼びかけで時代樹を訪れたせつなが、「所縁の断ち切り」でりんと是露を繋ぐ縁の糸を斬ろうとするが、その瞬間、りんがせつなを制止。息も絶え絶えに「とわと是露様を救って!」と言うと、せつなに“あるもの”を託すのだった。
絶体絶命の状況下で娘のみならず仇である是露までも気遣う、心優しきりん。そんな彼女の願いを抱いて、せつなはとわの元へと急ぐ!
とはいえ、ここまでこじれた是露の想いを、いったいどうやって救うというのだろうか? そして、暴走状態のとわのことを止めることができるのか?
りんがせつなに託した“あるもの”とは何なのか?

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
12月25日土曜夕方5時30分から、
第37話「是露の想い」が放送!
※一部地域を除く

長かった是露との戦いもいよいよクライマックス! 是露の拗れた想いに振り回されてきたとわ、せつな、殺生丸、りんファミリーに、安息の時は訪れるのか。
そして、次回予告でもろはが、犬夜叉とかごめが封印されている「黒真珠」を手に入れたようだが…。
次週も見逃せない展開になりそうだ!


原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤悠里奈】
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