『半妖の夜叉姫』弐の章第26話は三姫が久しぶりの人助け! せつなの新しい武器の力も明らかに?

2021.10.14

アニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~)10月11日の放送は、第26話「海の妖霊」。刀々斎が作ったせつなの新しい薙刀「所縁の断ち切り」の能力が垣間見えたエピソードだった。

刀々斎から、麒麟丸に対抗するためには「吸妖魂の根」を探すようにと言われた夜叉姫たち。せつなともろははさっそく、それぞれ手掛かりを探しに出かける。ひとり残されたとわは、ぶらりと海岸の村へ。そこでとわは、長く美しい髪を持った女性を襲う妖怪“海蛇女”の噂を耳にする。
一方そのころ、合流したせつなともろはは、海辺の尼寺に住む尼の荷物を運ぶのを手伝うことに。だが、その尼の正体はとわが噂に聞いた海蛇女だった。目を見た者を石に変えてしまう海蛇女を相手に、悪戦苦闘のせつなともろは。二人がピンチに陥ったそのとき、とわが妖怪退治屋たちと共に駆けつけて現代グッズを身に着け参戦するが…? という今回の物語。

壱の章第21話以降、とわ、せつな、もろはは長らく麒麟丸や是露、四凶を相手に死闘を繰り広げてきた。彼女たちにとっても、視聴者にとっても、今回のような人助けの妖怪退治エピソードは久しぶり。SNSでは「前と変わらない三人のやり取りに安心した!」「いつものせつなともろはの絡みが見られてうれしい」など、とわたちの気を張らない掛け合いが戻ってきたことを喜ぶ声が上がっていた。

そんな久々のお相手としては強敵だった海蛇女。とわたちは、相手をまともに見ることができず苦戦を強いられる。そんな中で、今回もっとも注目すべきなのは、せつなだろう。
戦闘中、「所縁の断ち切り」が反応するのを感じたせつな。気を研ぎ澄ませると、赤い糸のようなものの気配を察知する。それをたどって海底に潜った彼女は、石化した漁師を発見。その漁師こそ、海蛇女が「わたつみのたまひ」という心優しき妖霊から、人間を襲う妖怪へと化したきっかけになった人物だ。漁師の魂との対話でわだかまりが解けた海蛇女は、怒りを鎮め、浄化されて妖霊「わたつみのたまひ」に戻るのだった。
漁師と海蛇女を繋ぐ赤い糸がなんだったのか、せつな自身、まだ詳しくはわかっていない様子。だが、視聴者の間では「せつなの『所縁の断ち切り』は、対象同士に結ばれた縁を可視化できるの?」「縁を見たり切ったりできるということは、(とわとせつなの母である)りんと是露を繋ぐ縁もこの薙刀なら切れるのかも?」と早くも考察が広がっている。
果たしてせつなの新たな武器は、時代樹の中で眠るりんを救う鍵になるのか? そして、今回情報を聞きそびれた「吸妖魂の根」はいったいどこに…? 三姫の動向が、今後も見逃せない!

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
10月16日土曜夕方5時30分から、
第27話「銀鱗の呪い」が放送!
※一部地域を除く

りんにかけられた呪いの正体が、いよいよ明らかに…? 放送が今から待ち遠しい!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤悠里奈】
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