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都会にいるとわからない!イノシシにも突かれちゃう、田舎ケンミンの暮らしを徹底研究

境治 2020.05.29

都会にいるとわからない!イノシシにも突かれちゃう、田舎ケンミンの暮らしを徹底研究
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都会に暮らして洗練された生活を送ってるように見える人たちも、その多くは子供のころは田舎に暮らしていたりする。いや自分は都会育ちですという人も、その親は田舎出身だったりする。都会人のほとんどはルーツをたどれば田舎ケンミンだ。そういえば田舎ではそうだった、親や親戚は今もそう。そんな田舎暮らしを見てみよう。

まず違うのがご近所づきあい。お隣さん家に行く時は丁寧に玄関でピンポンと鳴らしたりしない。いきなり玄関からズカズカ上がり込んだり、縁側まで回って何の前触れもなく話しかけたりする。「鈴木さん」「佐藤さん」なんて名字で呼びあわずに「ケンジとか」「みっちゃん」とか下の名前や呼び名で呼ぶ。情報も筒抜けで、「どこどこの誰がどこからお嫁さんもらってきた」なんて話が出たらさっそく聞きにいく人が素性を全部聞き入れてまたたくまにご近所中に知られてしまう。プライバシーも何もあったもんじゃない。
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田舎は自然と共に生きる。だからワイルドライフにも事欠かない。各田舎ケンミンに聞いて回ると様々な事例が報告された。
「イノシシに突かれたことがあります・・・眉間を」え、ええー?
「2~3m吹っ飛んだの」だ、大丈夫?
「物置の部屋で仕事してた家内が、飼ってた猫が来たので“タマどうしたの?”よくよく見たらサルやった。パーっと逃げてった」うひゃあ!
「鮎釣りに行って、あ〜ヘビいるなと思ったらマムシ!ピョーンって飛びつくかんね。草かきで出して頭取っちゃって、焼いて食っちゃった」な、なんと!
「屋根裏に何かいるんだよ、住んでる。ぼた餅作って出かけて帰ってきたらぜんぶなくなってる」こわ!
「タヌキの赤ちゃん拾ってストーブで温めてあげたのはいいけど何か食べさせようと思ったら家内がじぶんのおっぱいあげたら吸ってた」そんなことあるの?ワンダー!
「タカがガラスにぶつかって気絶してるから水を口に入れたら腕を掴んで離さない。息子がやっと離したらウチの上を3回まわって帰った。“ありがとう”って言ってたのかなあ」うんうん、そうかもね。
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そんな田舎ケンミンは都会に行くと驚愕する。何もかも田舎と違うので戸惑ったり失敗したり。
よくあるのが言葉が通じない問題。ある青森県の津軽ヤングはコンビニに行った際・・・
「ふとつください、って店員に言って、1個頼んだつもりなんですけど、店員が二つ持ってきて、ふとつだっきゃな!って」・・・いやいや「ふとつ」は「二つ」だと思うよ誰だって。
山形のさくらんぼファーマーズは「東京行って小田急線で山形の友だちと山形弁丸出しで喋ってたら、後ろの女子高生が小さい声で“あの二人絶対中国人だよね”って言ってました」だって難しいもんね、山形弁って。
一方高知県民のお母さんに言わせると、都会は人間も違う。「東京の人はみんなキレイだし男前ばっかだし、垢がないもん、垢抜けちゅう」とまで言う。「鼻水出しちゅう人おらん」って高知の人も鼻水は出さないでしょう。一緒にいた娘さんが「怒られるき高知の人に」と諭していた。
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田舎暮らしは大変そうだが、楽しそうでもある。何より人があったかい。イノシシに突かれるのは怖いけど、都会よりずっと素敵な田舎暮らしも憧れちゃうなあ。

【文:境 治】
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