『半妖の夜叉姫』第46話は、犬夜叉たちも大集結の最終決戦が開幕! 運命は夜叉姫たちに託されたーー。

テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の3月12日の放送は、第46話「絶望の妖霊蝶」。

りおんを取り込んだ巨大な妖霊蝶は、妖怪を滅し、妖気を吸いながら移動を開始。このままでは、本当にこの世の妖怪がみな消滅させられてしまう。りおんを助けだすために、とわ、せつな、もろは、そして理玖は妖霊蝶の中へと乗り込んでいく。だが、そんな彼女たちの前に立ちふさがる希林 理。とわと理玖は希林との戦いを引き受け、せつなともろははりおんのもとへと急ぐ!
妖霊蝶の外に残された犬夜叉、かごめ、七宝、竹千代は、弥勒や珊瑚たち妖怪退治屋の面々を集め、妖霊蝶の足止めを試みる。そして、刃を交える殺生丸と麒麟丸の“最強”をめぐる戦いの行方は…?
という今回の物語。

ついに開幕した最終決戦! それぞれのキャラクターがそれぞれの場所で、戦いを繰り広げていく。
中でもファンの注目を集めたのは、犬夜叉、かごめ、七宝、弥勒、珊瑚の『犬夜叉』チームが一堂に集まった瞬間だろう。妖霊蝶を一刻も早く足止めしなければならない状況が状況だけに、“感動の再会”とはならなかったものの、犬夜叉たちは早速、抜群のチームワークを発揮。そんな彼らの姿に、SNSでは「このメンバーが一緒の画面に集まるのをずっと待ってたよ!」「犬夜叉一行の再会…『犬夜叉』を思い出して泣ける…」「ずっと離れていたのに、さすがのチームワーク!」といった感激の投稿が噴出。「戦いが終わったら、ゆっくりお話してほしいな」という平和な未来を待ち望む声も見受けられた。
琥珀や翡翠の妖怪退治屋たちや竹千代、八衛門狸、金烏や玉兎、雲母の協力も得て、犬夜叉たちは妖霊蝶の動きを止めることに成功。だが、だからといってまだ問題は解決してはいない。
運命は、妖霊蝶内部へと乗り込んだ夜叉姫たちに託された――。

同じころ、妖霊蝶の内部では、とわ&理玖VS.希林と、せつな&もろはVS.りおんの縁の糸という二局の戦いが展開された。
せつなともろはは互いに背中を預け合い、せつなが縁の糸を見極め、もろはが斬るという、絶妙なコンビネーションを披露。そんな二人の共闘に、胸をアツくした人も多かったようで、SNSでは「もろはとせつな、息ピッタリ!」「このふたりの共闘、めちゃくちゃ燃える!」という声が多数上がっていた。
ふたりが糸を斬ると聞こえてくる、りおんが胸に秘めた思い。はたしてせつなともろはは、複雑なその縁をほどくことができるだろうか?

一方、とわ&理玖VS.希林のバトルでは、理玖がまさかの強制戦線離脱⁉ バトルの開始早々に、糸に絡められ連れ去られていくシュールな光景に、視聴者からは「理玖、かっこよく『とわ様はオイラが守りやすから!』って宣言した直後なのに!(笑)」とツッコミが続出していた。理玖の活躍は、次週に期待したいところだ。
残ったとわは、希林と一対一のタイマン勝負を展開する。剣をぶつけながら、「どんなに文明が栄えても人類は戦争をやめようとはしません」「りおんと私でこの世界の人間をコントロールしていきます」とその思想を語り始める希林…。
とわはそんな希林の言葉に揺さぶられながらも必死に抵抗。だが、斬星剣で妖力を奪われ、ついに追い詰められてしまう。
絶体絶命の状況にとわはどうする…⁉

そして、今エピソードのもう一つの大きな見どころは、殺生丸VS.麒麟丸のバトルだ。
“最強”の称号を得るために挑み来る麒麟丸を、かつては強さにこだわっていた殺生丸が、りんが見守る前で迎え撃つという構図には、なんとも感慨深いものがある。
また、殺生丸が麒麟丸に投げかけた「まるで人間だな」という言葉は、奇しくも殺生丸の母が是露に掛けた言葉と同じもの。殺生丸家族と麒麟丸家族の対比が際立っていた。
大妖怪同士がぶつかり合う天地鳴動の戦いもまた、決着は次回へと持ち越しだ。

次回は、読売テレビ・日本テレビ系にて
3月19日土曜夕方5時30分から、
第47話「父と娘(こ)と」が放送!
※一部地域を除く

物語はいよいよクライマックス!
とわVS.希林、せつな&もろはVS.縁の糸、そして殺生丸VS.麒麟丸、それぞれの戦いの行方を、一瞬も逃さずに見届けてほしい!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤 悠里奈】