アニメ『名探偵コナン』証拠は“匂い”?江戸川コナン犬並の嗅覚を発揮する

アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)7月23日は「森川御殿の陰謀(後編)」。江戸川コナンが証拠として犯人に提示したものに驚きの声が上がった。

コナンは、毛利蘭とともに毛利小五郎が依頼を受けた屋敷に同行する。依頼主はソフトクリーム産業のドン。彼はガンで余命いくばくもないと診断されており、小五郎に遺産相続のアドバイザーを頼みたいとのことだった。屋敷には主人である彼を始め、遺産相続候補の三兄弟、弁護士、執事長がいた。三兄弟の話題は遺産の事ばかり。コナンが屋敷内を回っている際にも、それぞれが遺産を手に入れようと躍起になっている様子が見える。ケンカも絶えず、彼らを幼いころから知っている執事長は寂しそうな様子だ。夕食の際、食堂に集まったメンバーの中に次男の姿がない。揃わないまま食事は始まり、食後に「明日の午後、遺言書の書き換えが行われる」という旨が伝えられる。翌朝の食堂には、次男に続き、そして三男も現れない。不審に思ったコナンたちはそれぞれの部屋を確認しに行くが……というストーリーの解決編。

コナンは最後の事件の犯人である主人に「現場で(治療用の)薬品の匂いとおじさんの匂いがした」と伝える。すると主人は「わしの加齢臭の事か?」と問い、コナンはそれに頷いたのだった。これにはTwitter上で「加齢臭なんだ!」「犯人を特定した最終的な理由がそれ!?」「警察犬かな……?」と驚きの声が上がっていた。

ちなみにガン細胞には独特のにおいがあるといわれており、一緒に暮らしている家族などは稀に「なんとなく匂いが変わったような……」と気が付くこともあるようだ。また「臭診」と呼ばれる“臭いによる病気診断”も存在する。匂いに敏感なマウスや虫などで研究がされており、最も身近なのは“ガン探知犬”だろう。

ガンで余命いくばくもないという主人の匂いは今回“加齢臭”と表現された以上にコナンが証拠と確信する独特の匂いがしていたのかもしれない。

【文:山田 奈央】