平岩紙 驚きの事実を涙の告白!「演技の振り幅がすごい」と感動の声『ブラックスキャンダル』

2018.11.09

山口紗弥加が主演の連続ドラマ『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)の第6話が11月8日に放送され、冷酷な自己判断でタレントや部下を苦しめてきた芸能マネージャーの花園由祐子(平岩紙)が涙を流しながら本当の自分をさらけ出すシーンが話題になった。Twitterでは「苦しいほど伝わってきて涙が止まらない」「本当はいい人だったんだ…切ない」「演技の振り幅がすごい」など、予想外の展開に思わず花園に同情する声が多くあがっていた。

女優の藤崎紗羅(松本まりか)は、5年前に仕組まれた嘘の不倫スキャンダルにより女優としての人生を失った。その後、自分を陥れた関係者に復讐するために整形をし、矢神亜梨沙(山口紗弥加)として当時所属していた事務所・フローライトに就職。マネージャーとして働きながら、闇だらけの芸能界を変えるために立ち向かう。

亜梨沙が所属する芸能2部チーフマネージャーの花園が、取引先の会社社長との枕営業をモデルのソフィア(瑛茉ジャスミン)に強要したことから殺人事件に発展。ホテルで社長に赤ちゃんプレーを強要され、ソフィアは自己防衛のため誤殺。ソフィアを大切に育ててきた元マネージャーの水谷快人(若葉竜也)が罪を被り、警察に自首をした。

ソフィアの弱みを握った花園は、嫌がるソフィアの頬を叩き、「あなたならできる!」とヌード撮影の仕事を強要。ソフィアが屋上で泣いていると、亜梨沙が担当する女優の小嶋夏恋(小川紗良)が心配して声をかける。するとソフィアは、「言うことを聞かなかったら、ソフィアやクロアチアの家族に賠償金を請求する」と花園に脅されていることを打ち明けた。

5年前の事件について記事を書いた巻田健吾(片桐仁)の弱みを握っている亜梨沙は、巻田を利用し、花園がソフィアに枕営業を強要した証拠の音声をもとに記事を書くよう依頼した。しかし、亜梨沙の言いなりになりたくない巻田はこの指示には従わず、亜梨沙が週刊星流に枕営業をリークしたことを花園に伝えてしまった。そのため、亜梨沙が会社に行くとすぐに花園がやってきてクビを言い渡す。

ソフィアのヌード撮影当日。花園の電話対応中にソフィアは逃げ出してしまう。芸能2部のマネージャーたちは慌てて探しに出かける。結局、ソフィアの行き先を突き止め、自殺を止めさせたのは亜梨沙だった。水谷から、ソフィアが悩んだときによく行く場所を聞いていたのだ。亜梨沙が「死にたい」と嘆くソフィアを抱きしめながらなだめていると、ビルのスクリーンに夏恋がある告白をしている映像が流れる。

その内容は、マネージャーのH(花園)に枕営業を強要されたことや、同じように苦しんでいるタレントが他にもいること、それでも亜梨沙のことは信頼しているから帰ってきてほしいという内容だった。これはすぐにニュースで取り上げられ、フローライトには電話が殺到した。そして、花園は社長からクビを言い渡され、後任は亜梨沙が担当することになった。

亜梨沙は花園を呼び出し、頬を殴ると「一滴残らず地球上から干されて消えろ!」と叫ぶ。そして、紗羅の担当マネージャーだった花園が社長とグルになって自分を騙したと思っていた亜梨沙は、「どうして裏切ったの?」と、5年前の真相を問いただす。しかし花園は、当時の会見で不倫相手の男が登場した時に自分が紗羅に裏切られたと思ったことや、社長が不倫相手の男に大金を振り込んだ明細を後になって見つけたこと、自分は裏切っていないという話をした。そして、大切に想っていた紗羅のことを思い出すと涙を流し、紗羅を信じてあげられなかったことを謝罪した。亜梨沙の頭の中にも、一生懸命自分を育ててくれていた花園の姿が浮かび、涙を流した。この展開にTwitterでは「しんどい…みんな被害者じゃん」「今でも(花園にとって)紗羅は大切な存在なんだね」「泣ける」など、2人の和解を複雑な想いで祝福するコメントが多くあがっていた。

次回は、亜梨沙が、元恋人で同僚の勅使河原純矢(安藤政信)に自分の正体を明かし、父親の勅使河原友和(片岡鶴太郎)に復讐するつもりだということを告げる。想いを寄せる元彼への想いと復讐の狭間で揺れ動く亜梨沙から目が離せない。

【文:牛窪 梨花】
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