『半妖の夜叉姫』第47話は、殺生丸VS.麒麟丸の決戦がいよいよ決着! すれ違う父娘、麒麟丸&りおんの絆はいかに!?

2022.03.23

『半妖の夜叉姫』第47話は、殺生丸VS.麒麟丸の決戦がいよいよ決着! すれ違う父娘、麒麟丸&りおんの絆はいかに!?
©ytv
テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~※一部地域を除く)の3月19日の放送は、第47話「父と娘(こ)と」。

りおんを救うため、妖霊蝶の中へと乗り込んだとわ、せつな、もろは、理玖。第47話冒頭、希林 理との戦いで窮地に追い込まれたとわの前に、糸に絡めとられた理玖が出現!
愛する者しか殺さないという理玖は、とわが希林に殺されるくらいなら自分が殺すと言い、襲いかかる。これは希林を油断させるための芝居だったが、理玖は攻撃をあえなくかわされ、返り討ちに。しかし、とわは瀕死の理玖の加勢を得て、希林を討つことに成功する。そして、理玖はとわに感謝と愛を伝えて消滅し、麒麟丸の角に戻り、希林もメガネを残し消滅する。なんとこの怒涛の展開は、オープニング映像開始前のわずか数分! 

そしてりおんの縁(えにし)の糸を斬るせつな&もろはにとわが合流したところから、物語はますます盛り上がりを見せる。
りおんの心の声と殺生丸VS.麒麟丸のバトルが交錯。殺生丸に「まるで人間だな」と言われて憤る麒麟丸は、殺生丸を見守るりんの姿に、自身がかつて戦場に連れて来ていた娘・りおんを重ねる。犬の大将に敗れた後、麒麟丸が立ち上がったのは、りおんを笑顔にするためだった。しかし、りおんは父の笑顔が見たくて無理をして笑っていたが、父の戦いを止めるため笑う事をやめた。そして、戦場で命を落としてしまい、父を苦しめたことを悔やんでいた。すれ違ってしまった父と娘の思いが、切ない。
しかし、自身の本心とりおんの想いに気付いた麒麟丸は一転、全てのしがらみから脱却して妖力全開で殺生丸に挑む。

ところが、大妖怪同士のガチバトルは、殺生丸の勝利に。瀕死の麒麟丸は妖霊蝶の糸に絡み取られ、りおんのもとに送られるが、りおんは実体が無く、父と触れることができない。そこに現れたのは、希林が残したメガネ! 
このシリアスな展開に意表をついて現れたメガネに、SNSは「希林先生の本体がまさかメガネとはw」と大盛り上がり。なかには、某人気漫画のメガネキャラを連想するツッコミも散見された。
メガネ(希林)はりおんに、半妖・逆叉(さかさ)に殺された過去のトラウマの幻影を見せて苦しめ取り込もうとするが、とわが斬星剣を掲げて一緒に戦うと宣言、りおんを取り巻く邪悪な妖気を吸妖魂の力で吸い取り続ける。せつなともろははとわを止めるが、「自分を信じろ! 戦え‼」の言葉に励まされたりおんは「父のように!」「強くなりたい!」という言葉と共に、幻影を自分自身の力で打ち破る。りおんは自分が守ってあげないと何もできないはずだったと呟き、消えゆく希林は、麒麟丸の密かな願いだったのだろう。

斬星剣に魂(こん)を全て奪われ、満足げな笑みを浮かべて力尽きるとわ。りおんは自分を責めるが、どこからともなくとわの声が。自分の体を使えというとわの進言に従い、体を取り戻したりおんが父と触れ合うと、麒麟丸はりおんと三姫に心から詫びる。
さらにせつなが、りおんの願いを受け麒麟丸とりおんの縁の糸を斬る。すると、最強の二剣・爆星剣と斬星剣が一つになり、麒麟丸とりおんは星の神である天津甕星(あまつみかぼし)の剣に還っていくのだった。
とわの体もりおんから返され、とわが無事復活し、妖霊蝶も消滅した。

長い戦いを終え、りんがようやくとわとせつなを抱きしめる姿に涙した視聴者は多いだろう。また、麒麟丸にとどめを刺さなかった理由を邪見に尋ねられた殺生丸の「それでは、娘たちの心が救われぬ」という言葉には、「殺生丸パパ、優しすぎる」の声が続出。
さらに、妻と娘たちに呼びかけられ嬉しそう(?)な殺生丸に、ツッコミを入れる邪見&足蹴にする殺生丸という“お約束”のシーンは、『犬夜叉』ファンにとっても嬉しい大団円だったろう。犬夜叉とかごめともろはの家族も揃うなか、ラストシーンでは虹がかかり、戦国時代に再び平和が訪れたことを象徴していた。


次回は、最終回。
読売テレビ・日本テレビ系にて
3月26日土曜夕方5時30分から、
第48話「永遠(とわ)に続く未来」が放送!
※一部地域を除く

長い戦いが終結し、犬夜叉ファミリー、殺生丸ファミリーに初めて平穏な日々が訪れる。そこへ現れた奇妙な男とは…? 三姫たちが向かう未来を、永遠に見守りたい!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・田幸 和歌子】
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