『半妖の夜叉姫』第28話は感動の親子再会! 犬夜叉&かごめも久々に登場!

2021.10.27

アニメ『半妖の夜叉姫』弐の章(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜夕方5時30分~)10月23日の放送は、第28話「産霊山の結界」。とわ、せつな、もろはが、それぞれの親と邂逅するという、今後の展開の鍵になるエピソードだった。

とわに必要な「吸妖魂の根」を探していたとわ、せつな、もろは。三人は朴仙翁の助言を頼りに、産霊山(むすびやま)にたどり着く。しかし、そこは邪悪な妖力の結界に覆われていた。強い霊力を持つもろはだけは通り抜けることができたが、とわとせつなは結界の中に閉じ込められてしまう。産霊山にある妖霊樹付近で麒麟丸の娘・りおんと出会い、彼女からとわたちの状況を教えられたもろはは、とわとせつなを助けに吸妖魂へ――!

吸妖魂の中はあの世とこの世の境を通り抜ける回廊となっており、回廊を飛んでいく最中、もろはは二人組の男女の姿を発見する。その二人こそ彼女の両親、犬夜叉とかごめだった! たった一瞬の出来事だったが、もろはと犬夜叉&かごめは、すぐに自分たちが親子であることを確信。目に涙を浮かべるもろはの表情が胸を打った。
犬夜叉とかごめは、14年前に殺生丸によって黒真珠の中に閉じ込められことが語られていたが、その後の安否は長らく不明になっていた。視聴者にとっても気になるポイントだったことから、第28話のこの展開に、ずっと親子再会を待ち望んでいたファンは大歓喜! SNSでは「犬夜叉とかごめ」がトレンド入りを果たすほどの盛り上がりを見せた。

一方、時代樹の中に迷い込んだせつなは、時代樹の精霊から、透明樹木で眠るりんが自分ととわの母であることを聞かされる。18歳の時封印され、14年間眠り続ける母の姿を見たせつなは、母・りんこそが自分の“護りたいもの”なのだと悟った。そして、そこへとわともろはも合流し、自分たちの母を救うことを決心するのだった。
ここで印象的だったのは、せつながいつもヴァイオリンで弾いているフレーズがりんが口ずさんでいたものだったと発覚したこと。せつながりんの前でヴァイオリンを演奏するシーンでは、美しくも切ない母娘の愛に「まるでりんちゃんに聴かせているみたい…」「せつなが身体で覚えていた曲だったんだ」と心揺さぶられる人も多かったようだ。

親との邂逅を経て、犬夜叉&かごめとまた会いたい、りんを助けたいという気持ちを新たにした三姫。
一方で、引っかかるのが、とわとせつなが結界内で尋ねられた「おまえたちに、捨て去るものはあるか?」という問いだ。彼女たちの“護りたいもの”が親であるのならば、“捨て去るもの”が意味するものとは…?

また、本編ラストで、とわの担任教師だった希林理先生が言っていた言葉の意味も意味深だ。彼は骨喰いの井戸を通り抜けて現代に来たそうだが…。そして「確実に何かが変わってきている」とはいったいどういうことなのか?

さらに、今回やっと本格登場した新キャラ・りおんのことも気にかかる。麒麟丸の娘だというのに、その麒麟丸が恐れるという「吸妖魂の根」をとわたちに差し出す彼女。次回予告では、りおんが「父を倒し、私の大好きなこの世界を護ってください」と言っており、第29話が待ちきれない!

次回、読売テレビ・日本テレビ系にて
10月23日土曜夕方5時30分から、
第29話「りおんという名の少女」が放送!
※一部地域を除く

麒麟丸の目的が明らかに!! 殺生丸も登場するようで、見逃せない展開が続きそうだ!

原作/高橋留美子「犬夜叉」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)
Ⓒ高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

【文・後藤悠里奈】
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